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井上博文

大学院・大学編入受験のプロ

井上博文(いのうえひろふみ) / 塾講師

株式会社コムニタス

コラム

他人(の目)を気にしないようにできない人

2017年2月12日

テーマ:思考方法

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

最近、いろいろあって、塾内は台風一過然としています。正直、受験直前ですので、私としては、受験生の方のケアにつとめているところです。本日のテーマは「他人(の目)を気にしないようにできない人」としており、こう書くと、他人の目をいつもきにしすぎていて、誰からどんな風に見られているか、いつも気になるという人をイメージしやすいと思います。そういった方には、「いい人」では成功できないこれだけの理由という記事を読むのがおすすめです。
ここで描く人は、少し異なります。正確に定義できない人です。最新の文藝春秋の中野信子氏の記事にトランプ大統領がサイコパスであるという内容のものがあり、その記事の中で、サイコパスの定義が少し変わってきていることを知りましたが、サイコパスはこれまでのイメージとはかなり異なっており、どちらかというとカリスマ的な人に多く、驚くべき事に、マザーテレサも、その記事によればサイコパスなんだそうです。
ここで描く人に少し当てはまるようにも思えますので(もちろんマザーテレサのような人々ではありません)、参考にして以下記します。まずここで描く人々は、他人がいないと生きていけない人ですので、ある意味すこぶる人間らしい人です。ただ、人と関わるのではなく、周囲からすると、巻き込んで(巻き込まれて)います。関わりたくない人を許さないのです。関わりたくないという空気を出したり、あるいは口頭でそれを伝えると、「あの人は私のことが嫌い」→「私はお節介だからよくこんなことがある」→「いつもいじめられてきた」→「みんな私を嫌っている」→「私がいると迷惑がかかる」→「でも実はみんな私が好き」という具合に、誰かが止めるまでこのループは続きます。だからと言って、どこかで決着がつくわけではなく2時間でも3時間でも無限に続きます。傾聴が得意の人は要注意です。相手の迷惑は一切興味ありません。もちろん、口では「時間とって申し訳ない」といいますが、それは「もう少し時間を取りますよ」と言ってるわけです。だから、あまり早く止められると、それはそれで消化不良で、今度は「聞いてくれない」に変化します。たったこれだけで、変幻自在であることがわかり、周囲は本当に大変です。また、これは人によるかもしれませんが、とにかく騒がしい。変幻自在だけに、あるときは、「大物と知り合い(ちょっと笑ってしまう事が多いです)」またあるときは「かわいそうな人」「セレブ」「でも見捨てられた」「耐えて頑張った」と、まるで小公女セーラ乗り移ったのではないかと思うようなこともあります。どれが本物かは周囲はわかりませんので、普通の人にはとにかく、恐ろしいという風に映ります。ここで、怖いもの好き、あるいは純粋に助けてあげたい、などと思って近くによると、感謝してくれたらいいのですが、最終的になぜか恨みの対象に変化させられます。おそらくここに一番ビックリしてしまいます。
あと「親子関係の問題」「身体の弱さ」あるいは「最近の病気」を驚くほど語ってくれます。セルフハンディキャッピングのようにも見えますが、真意はわからないケースが大半です。ただ、どこか人を惹きつける(惹きつけてしまう)部分もあります。滝のような激しい水の流れには、かえってものが集まって、流れて行ってしまわないかの如くです。意外に(失礼)誰かが常に手を差し伸べてくれているケースが多いとも言えます。逆からいうと、年中そういう人を探しているとも言えます。相談へのハードルが低いので、多くの人の意見を取り込んで自分のものであるかのように語ることに極めて長けており、そのせいもあってか、行動力に長ける面もあります。思い込んだらまっしぐらとも言います。どちらかと言うと気合いでゴー君が出やすいとも言えます。だから、人生経験が豊富なようで、あらゆることを経験してきたかのように語ってくれますので、よく聞くと(大変なことになることは覚悟して)、話題は豊富です。
このような人を私は複数知っているのですが、なかなか定義づけが難しい人です。安易にカテゴライズせずに、偏見を持たず、無駄に恐れず、よく相手を見て、上手な関わり方を見つけること以外になかなか対策がありません。私はこういった人に出会うと、良い勉強と思って、しっかり見るようにしています。



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