育児休業期間は、年次有給休暇の出勤率を算定する際にどう取り扱う?
Q 日によって所定労働時間数が違うパートさんが1日有給休暇を取得する
と何時間分の賃金を支給するべきでしょう?
労働基準法では、社員が年次有給休暇を取得した日の賃金は、
次のいずれかによって支払わなければならないとされています。
(1)平均賃金
(2)所定労働時間労働した場合に支払われる通常の賃金
(3)健康保険法による標準報酬日額に相当する額(労使協定必要)
いずれの方法で支払うかを支払いの都度選択するということ
は認められておりません。
ここでも就業規則の周知が関係してくるわけですが
しっかり決めて、周知しておくことで従業員の都合のいい
請求についてもこのとおりですとこたえることができるわけです。
一般的には所定労働時間労働したものとして支給することが
多いので、たまたま休んだ日が7時間勤務の日で、あれば
4時間勤務のほうが多い場合であっても7時間分の賃金を
支払うことになるので、経営者はちょっとおもしろくないかも
しれません。
そういう時は、わざわざ平均賃金を計算して支払うか?という
ことです。あんまりしないかもしれません。
会社も7時間の日は年休取得は認めないということはできませんが
労働者側も、基本となる勤務時間が4時間なら忖度してその日に
取得しようなんていう時代ではないかもしれませんね。