就業規則 モデル 旅館業の就業規則の特徴 【知らないと損する就業規則のイロハ】 その14
内定を出した中途入社候補の人から
就業規則を雇用契約締結前に見せてくれといわれたが、絶対に
見せないとダメなのかということについて考えてみます。
一般的には、内定が出たあとで
雇用契約書の締結、または労働条件通知書を
渡すことになるのですが、その前に就業規則を
見たいと内定者に言われることもあるかもしれません。
まず法律で定める労働条件の明示という部分は
ありますので絶対に明示しなければいけない部分が
就業規則にしか書いていなければそれは就業規則
を見せることも必要です。
そのために労働条件通知書に明示義務がある
ものを記載していることが多いわけです。
労働者として雇用契約が成立して入社日をむかえたら
見ることができるので、雇用契約前に確認したいと
いわれて、それを拒否しても違法ではありません。
まあ就業規則に特に問題がないのであれば、見たい箇所の
項目についてコピーをして見せるということでもいいと
思いますが親に全部見てもらってチェックしてもらうと
か言ってくる内定者に対して、そこまではできないと言ってもいいでしょう。
まあ最近だと休日、休暇、休職関係の条文をしっかりチェックして
いる人もいるかもしれませんし、会社に不信感を
もっていて、以前に騙された経験があるような人は
就業規則を見たくなる気持ちもわかります。
法律違反で不備だらけの就業規則を見てしまって
内定を断ったという人もいるかもしれません。
時代の変化とともに今後は、就業規則は内定時に本人が提示を
求めたたら、要求にこたえなければならないなんてことにはならない
と思いますが、近い将来20年後とかにはそうなっているかも
しれません。(まったく根拠はありません。)