<契約社員>正社員と仕事同じ 手当支払い求め日本郵便提訴 日本郵便契約社員事件の今後は?
契約社員に関しては、今後の無期転換ルールのことを考えれば
その対応に頭を抱えている企業も多いはずですが、実態はなかなか
こちらでもわからないものです。
でも企業間で温度差があって、対象となる人数はたくさんいても
まだ気にしていないというかどのあたりが問題なのか認識して
いない方もいるようです。
さてその契約社員に関する調査が東京都のものですがアップされて
いますのでまとめのポイントだけピックアップしておきます。
当事者である契約社員で働いている従業員が無期転換ルールを知らない
人がかなり多いようですが、ちょっと心配です。知らないから逆にトラブルになる
ということもありますので、企業側もそういう方たちにも対策を
考えていきましょう。
気になるポイント
■契約社員を活用している理由は、「正社員としての適性をみるため」が上昇し第2位に
•契約社員を活用している理由は、「専門的・技術的な業務に対応するため」が
47.8%で最も多く、前回調査とほぼ同じ割合だったが、次いで多かったのは「正社員
としての適性をみるため」(39.6%)。
■契約社員となった理由は、「正社員として働ける適当な企業がなかったから」がトップ
契約社員の仕事を選んだ理由は、「正社員として働ける適当な企業が
なかったから」が28.0%で最も多く、次いで「やりたい仕事だったから」(25.2%)となっている。
■5割以上の事業所で過去3年間に契約社員から正社員への転換を実施
過去3年間で契約社員から正社員への転換実績が「ある」事業所は54.6%。
正社員への転換を希望する契約社員は34.2%。
■「無期転換ルール」の認知度は、事業所と従業員で大きな乖離
「無期転換ルール」を知っていた事業所は90.8%、
従業員は35.5%であり、事業所と従業員の認知度には大きな差がある。
参考 平成27年度 契約社員に関する実態調査 東京都 産業労働局
http://www.sangyo-rodo.metro.tokyo.jp/toukei/koyou/jouken/h27/index.html