始期付解約権留保付労働契約とは 社会保険労務士の腕の見せ所
内定辞退について、先日記事を書いていましたが、タイムリーに
ヤフーニュースで新聞記事を読みました。
これこそ学生と大学と企業側の声ということを象徴している、そして本気で困って
いる現場のことがよくわかるいい内容の記事だったのでとりあげておきます。
とにかく経団連の方針といっても一部の企業だけが対象となるだけで、まともに
守っていたらいい人物に逃げられてしまうので当然、経団連の企業でも面談と
称して、ほとんどの企業は接触しているわけです。
いずれにしても中小企業には厳しいので、やはり元の形に戻してほしいというの
がみんなの願いです。
近江商人の三方よし、という言葉がありますが、これでは三方ダメですね。
学生、企業、大学(教育提供)が全員よくないと思っているのに誰かが
得することがあったりするのでしょうか?
普通に考えればわかるようなことなのですが、ちょっと残念です。
ただでさえ採用が厳しい中小企業のことをもっと大切にしないといけないですし、
学生にとってもどのように行動していいのかわからないと思いますので
問題解決という視点で早めに政府がはっきりとした方針を
打ち出してほしいと思います。
神戸新聞NEXTより引用
大手企業が10月1日に来春入社予定者の内定式を控える中、中小企業で内定辞退者が相次いでいる。経団連の方針変更で今年から大手の面接解禁日が4カ月繰り下げられたあおりを受けた格好だ。兵庫県内では採用予定人数の確保を目指し、中小企業団体が10月に合同の就職説明会を急きょ開く。さらに、経団連は採用日程を見直す方針を明らかにしており、混乱は続きそうだ。(塩津あかね、中務庸子)
毎年、4~5人の大卒・大学院卒を採用している環境・リサイクル機器メーカーの近畿工業(三木市)。例年なら9月中旬までに必要な人数を確保しているが、今年は5人の採用予定に対して内定したのは技術職1人だけ。春に内定を出した学生2人は、8月下旬から9月初めにかけて辞退を伝えてきた。
苦戦は予想していたが、「予想以上に人材確保が難しい」(採用担当の管理部)。公務員試験の結果が出た後の来年2月まで採用活動を続ける予定だが、「元の日程に戻してほしい」と切望する。
兵庫県中小企業家同友会(神戸市中央区)によると、春の就職説明会に参加した29社のうち半数が採用予定数を満たしていないという。採用人数が少ない中小企業にとって深刻な事態で、10月17日に新卒者を対象にした説明会をあらためて開く。
予定通り採用できた企業も、例年と事情が違った。パン製造のドンク(神戸市東灘区)では専門学校生や短大生など幅広く採用することから毎年3回に分けて募集しているが、今年はスケジュールが過密になった。
「大手に合わせる形で、例年2月の1次募集を4月にずらした。内々定を出してすぐに2次募集が始まり、かなり慌ただしかった」と担当者は振り返る。
一方、経団連の見直し方針に伴い、2017年度の採用にも不安の声が上がる。煮豆・つくだ煮の小倉屋柳本(神戸市東灘区)の担当者は「大手企業や学生がどんな動きをするのか読めない」と話した。
◇大学側「やはり」の声◇
学生の就活を支える大学側は、見直しに「やはり」と冷ややかな受け止め。繰り下げは学業への影響を抑える狙いだったが、関西学院大は「春ごろからマッチング面談、座談会などと称した催しを企業が度々開き、授業に出られない学生も多かった」と指摘する。
猫の目のように変わる事態に、「見直すのであれば問題点をきちんと検証してほしい」と甲南大。流通科学大は「3年の春休みと4年の夏休みに面接が集中するのが理想」としている。
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