若者の3年以内離職、塾や飲食業で半数 医療も4割に
「うそには3種類ある。うそ、大うそ、そして統計だ」。
19世紀英国の首相ディズレーリの名言です。
統計は、人を誤解させたりすることが可能で、国の調査データ
などをそのまま信じてはいけないと思っていますが
やはり、参考にして傾向をみたりするのは大事です。
人口データや雇用者データなどは、まだ役に立つほうだと
思いますが、ちょっとした数字のマジックを使うことでいくらでも
操作されている統計は、たくさんあります。
そのようなわけで統計データを参考にするのはいいけど、
なんでも統計データをありのまま信じるというのはいけません。
例えば厚生労働省の若者雇用関連データの中にある
新規学卒者の離職状況という比較的有名なデータが
ありますが、ざっくりと押さえておきたい数字です。
http://www.mhlw.go.jp/topics/2010/01/tp0127-2/12.html
大卒3年以内の離職率、32.4%
高卒だと39.6%であるということです。
もっと細分化してみるとどうだろうか?
産業分類別、人数別などやはりチェックして
おきたいところです。
それではこのデータをどのように受けとめるか?このデータを
活用してどのようにビジネスにいかすか? ということが大事です。
大事なのは流れ、傾向をみるということ、前年比、5年前、10年前と
比べてどうなのか? そしてどのような調べ方をしていてその正確性
はどのくらい信頼できるか? 今後はどのように変化するのか?
投資をするうえでも人口の予測とともに労働力人口の予測は
とても重要です。
最後に統計つながりで、最近読み始めた面白い本が下記の本で、
仕事をしないといけないのはわかっているけど、息抜きにちょうど
いいかなと思っています。
まだ最初のところを読んだだけですが、切り口はとてもいいので、
視野を広めるためにもぜひ読んでみてほしいと思っています。
もちろんかなり売れている本だからすでに読んでいますか?
少し前のコラムで紹介した書籍が、ちきりんさんの「マーケット感覚を身につけよう」
http://mbp-japan.com/tokyo/iwave/column/45128/
今回は、統計学の本ということで専門分野外のことですが、こういったビジネス書を
普通に数時間で一気読みするというのも頭の訓練にもいいと思います。
1年前のコラム
「社員の疲弊は会社の疲弊」全員が6時半に退社 の仕組みができるまで・・
http://mbp-japan.com/tokyo/iwave/column/38358/
オフィスでトマト 従業員のおやつタイムにスイーツのようなトマト
http://mbp-japan.com/tokyo/iwave/column/38359/
携帯もスマホも就業規則と一緒で定期的な見直しが必要
http://iwave.blog73.fc2.com/blog-entry-1976.html
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