たばこを吸わない人だけに手当を支給する会社とは?
最近お客様と話していて、気になったこと。
やっぱり 「花より団子 」という人は多いのか?
人事労務関連での 花より団子とは、
やっばりなんといってもお金でしょという考え方。
みんなの前で、表彰されたり成績優秀者としてまたはMVPとして、
社長から褒められても、そんなの要らないので、金一封でもくれた
ほうがいいと思っている人は多いようです。
ひどいのは、はっきりとそんなことを経営陣に
言ってしまう従業員です。でもそれが本音なのでそれは
わかっていないといけません。
思っていてもいわないのが、基本なのですが、基本とか
常識は、通じない人も増えているので
会社側もそのようなことを言われても、その気持ちも
わかってあげないといけません。たとえ腹がたってもです。
しかしながら団子ばかりすなわち、金一封ばかりを出し
ていても会社には限界があります。それがずっと続くことは
ありませんし、お金で何とか引きつけていてもそういう風土では
ほんとうに大切な人は離れていってしまうような気がします。
会社と従業員のつながりは、お金だけではないはずです。
だからこそ会社のビジョンや経営理念が大事であり
そのビジョンを共有できる人と一緒に働きたいというメッセージを
経営者は示していかなければなりません。
そのようなときに表彰とかの仕組みのほうがモチベーション
をあげることができると思います。
理想的なのは、花も団子も適度に両方あると
いいと私自身は思うのでバランスよく設計したいところです。
表彰制度もうまくいっていない会社も結構ありますが、
原因はマンネリ化と経営陣の満足のためにやるように
なっていたりするからです。途中でやめにくくなっているからというのも
あります。
主役は誰? という視点は大切です。
従業員の誕生パーティーとかを
社内でやってもベンチャーの社長が出てきて
挨拶とかしながらも偉そうについつい語ってしまって
誰が主役だかわからなくなるようなこと。
それと表彰も同じことになっていることはありませんか?
表彰も種類や数が多ければいいということではありません。
勤続年数だったり、会社への貢献、営業成績、
クレーム対応、隠れたサポートで会社のピンチを救った
あるいは、社外の活動で評価を得たなどいろいろ表彰内容
はあると思います。そこに会社としての考え方が見えてきますし
縁の下の力持ちの人もきちんと評価するという
視点を絶対に忘れないようにしましょう。
会社全体を盛り上げていくうえでは、表彰制度はあったほうが
いいのですが、その内容にはかなり工夫が必要で
うまく現場の意見をとりいれていき、
人事制度と絡めていくのがよいと思います。
さてもともと花より団子とは、風流より実利という意味です。
どちらかというと批判的に使われます。
時代が変化していく中でこのような花より団子 型の従業員を
どのようにマネジメントしていくのかいろいろ考えることが
ありそうな気がします。
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