「新卒の4月採用の新入社員が、もう辞めたけど、何か?」
2014年4月19日の日経新聞の情報からですが
採用の現場の異常事態に周囲がざわめいています。
当事者たちは当然かもしれませんが、中小企業の
社長には、びっくりでしょう。
2015年春に入社する新卒者を対象にした企業の採用活動で異変が起きている。
採用面接は1日に始まったばかりだが、実質的な内定を出す企業が続出。
大手企業の活動は早くも終盤戦の様相だ。景気回復による人手不足感を背景に、
優秀な人材を囲い込もうと昨年より1~2週間早く動く例が目立つ。
キヤノンは350人の新卒採用を計画し、すでに約半分に内定出しています。
総合職を約130人採用する三井物産は夏の選考分を除き、すべて内定決定とのこと。
あるメガバンクはすでに総合職の選考作業をほぼ終えたとのことで
ちょっと異常なほど早い。
経団連の倫理憲章では、面接などの選考は4月1日が解禁日なんですが
ルールなど守っていられないようです
4月1日、2日の面接解禁日に他の企業に行けないように内定学生を
がっちり拘束する企業は結構あるとのことですから、なんだかバブル時代
とちょっと似ている気がします。
ちなみに私はバブル崩壊後数年経っての厳しい就職活動の環境でしたので
死ぬほど苦労した記憶があります。(社労士試験と同じくらいきつかったです。)
そのバブル入社世代の社員が、今どうなっているか?同期は山ほど
いた大手企業のバブル社員も、かなり少なくなっているという会社も
多いのでしょうか。
有名な会社や大きな会社に入社しても
一旦入社したら勝ち組でずっと逃げきれるわけでもなく、
また安定して右肩上がりで賃金がシフトするわけでも
ないことはわかっているはずです。
会社の名前だけでただたくさんエントリーしたり、
親のすすめで入社エントリーや試験を受けたりする
のはやめたほうがいいでしょう。
いずれにしても採用活動が中小企業にとっては
かなり苦しいものになっているのは間違いないので
受身にならずに積極的に行動していただきたく思います。
■【【株式会社アイウェーブ 公式サイト】
■【日本橋ではたらく人事コンサル会社の社長ブログ】
■私の取材プロフィール
■経営者にためになる、お得なコラム満載 直近コラム 15件