パート、有期雇用も同待遇 正社員と同じ仕事なら 厚労省方針、1月にも改正案
中央区日本橋人形町で奮闘する
社会保険労務士の庄司英尚です。
首都圏を中心にアルバイトが不足している現状は
皆様も聞いたことがあると思いますがその原因は
何だと思いますか?
少子化により主力となるそもそもの大学生の数が減少していることと
そして景気回復でバイトの採用増、また最近大手の出店が加速していると
いうことでそもそものアルバイトが全然足りていないということなんです。
不足しているのは、飲食業界全般、コンビニ弁当の製造現場、コンビニエンスストア
などがあげられます。あとイオンのマイバスケットのようなミニスーパーのような
業態も主婦パートでまかなっていますがおそらく不足しているものと
思われます。あまりにも出店店舗数が多く早いから人が追いつかないですね。
コンビニは、とにかく私がよく行く都会の千代田区、中央区、港区
など、都心のど真ん中で大学が近くにないようなところはとにかく
厳しいです。まあ外国人の方が頑張っていますが、サービスの質は
かなり低下していますのであの一流サービスで有名だと思っている
セブンイレブンのサービスレベルが落ちているところをみると
がっかりすることがあります。
これが東京の特殊な事情なのか? といわれるとまあ東京は異常ですが、
最近は千葉県の幕張地区も巨大イオンができてとんでもなく時給の相場
があがりました。
200円~300円あがったわけです。確かに不便なところにありますから
そうでもしないと働き手は集められません。
また東京の場合、大型商業施設が次々にオープンし、時給をあげて
採用するのでそこに人が流れてしまうというのは当然あります。アルバイトは
すぐに流れてしまうというか、一箇所にとどまるようなことはあまりないです。
時給をあげて採るとあとが大変。それでも人がいなければちょっと大きめな
店はオープンさせることができないというくらい深刻な問題なんです。
あとは正社員を限りなく少なくしてアルバイトで何とかまわそうと
するので通常以上のアルバイトの数が必要になっているというの
が現状で、それもあってさらに不足しているということです。
実際にそのしわ寄せは、正社員にきて結局労使トラブルに発展するわけで
この構造は、さらに顕著になってきています。
大学生のアルバイト事情に変化があるのかといわれると
飲食店が不人気というか、飲食店では働きたくないという人も
結構増えてきたかもしれません。綺麗な仕事がいいとか
お洒落なオフィスやお店で働きたいという人も多いですね。
私が思うには人気があるのは塾の講師や家庭教師
で以前から変わりませんが全員がそういうアルバイトは
できません。時給の高さは、ピカ一ですし、私も学生時代は
家庭教師の仕事をしていてこのバイトは、一番楽に稼げると
正直思っていました。
あとは単発の登録制のバイトも人気で自分の予定にあわせて
働けるのは大きなメリットです。中でもティッシュ配りや交
通量調査や試験監督などが人気です。これは昔もありましたし、
私もよくやりました。即金で払われるのは、何より助かりました。
家電量販店やスーパーなどの販売促進のアルバイトも
人気があるようです。試食や試飲の仕事も結構おいしいと
最近まで大学生だった人が言ってました。
あとは就職を意識して、その後に有利になるような業界、
入社希望の企業をバイト先に選ぶ人もいますのでしたたかといわれれば
そうかもしれませんが、一流企業に就職することが人生で一番大事という
大学生は多いのですから仕方ないです。まあ採用する側も注意しないと
いけませんけど・・・。
そこで争奪戦が繰り広げられる中で各企業が、様々な魅力的な
付加価値を付けてアルバイトの募集をしているわけです。
それを具体的にあげていきたいところですが、お祝い金制度など
は皆様もご存知のとおりで、いまさらわざわざふれることはない
でしょうが、とてもいい制度ですね。
それでは続きは、首都圏アルバイト事情 その2
後半として次回にまとめておきたいと思います。