勤務間インターバル規制
日本橋人形町で奮闘する
社会保険労務士の庄司英尚です。
本日は、プレジデントでもとりあげられ
ヤフーニュースにもリンクされている
重要なテーマ、長時間労働はどうすればなくせるか
について慶応義塾大学大学院の鶴教授の記事を参考に
まとめておきたいと思います。
鶴教授は、
長時間労働はいわゆるブラック企業にとどまらず、多くの
企業で慢性化していると指摘されているがこれまでずっと
長年にわたり長時間労働が維持されてきたのは、企業や働く個人に
とってメリットも存在していたのではないかと指摘しています。
鶴教授は、長時間労働の要因を下記のとおり整理しています。
残業には長時間労働が起こる要因を整理すると、本人の自発的
意思に基づいた「自発的」長時間労働と、「非自発的」長時間労働に
分けられ、この区別が労働時間の問題を考えるうえで重要です。
自発的長時間労働の要因として
仕事中毒
金銭的インセンティブ
出世願望
人的資本の回収
プロフェッショナリズム
をあげています。
私の仕事も長時間労働になりがちですが
やはりプロフェッショナリズムの要因は
大きく、調べたり資料を作成することは
エンドレスでありこだわりを持って
プロとして質の高い仕事にこだわっている
ということも関係しています。
さて、次に、非自発的要因には、
職務の不明確さ
企業内コーディネーションによる負担。
雇用調整のバッファー確保
自発的長時間労働者からの負の外部効果
をあげております。
やはり私としては企業内コーディネーションによる負担
が大きいものと感じています。特に会議の多さ、
提出物などが多いことは負担になっているといえます。
もちろん上司が長時間労働者だったら部下はやむを得ず
長時間労働せざるを得なくなるようです。
そんなわけで企業としても残業時間は削減したい
が、原因がわかっていても簡単には解決できない
労働時間の問題は、今後法律の改正とともに
改革されていくことになると思います。
今回のように明確にわかりやすく解説してくれる
ものは今までなかったので私としても
お客様へ話をしていくなかで大変参考になりました。
プレジデント
長時間労働はどうすればなくせるか?
http://president.jp/articles/-/10900