みずほFG、傘下証券2社の36店舗閉鎖へ 合併機に人員削減も
日本橋人形町で奮闘する
社会保険労務士の庄司英尚です。
先日、グリーのリストラのニュースをまとめて
コラムにしていましたが今回は大丸松坂屋です。
1千人削減ということですが、今回の狙いは
消費増税の後の売上減少に備えてのことということです。
今は好調でも先を読んでの対応です。
出向者が多いようで、転籍にて対応させるようですが
転籍は、簡単ではありませんし、業務命令だけでは
無理で、同意が必要になります。
大手企業だと片道切符の出向も多いのですが
私も実際に出向期間などの定めがあいまいなものに
関しては注意して契約を結ぶようにアドバイスをする
ことにしています。
あとは出向の場合、休職と年次有給休暇については
よく話し合ったうえで本人にできるだけ不利にならない
ようにしてあげたいところです。
大手の場合、過去の流れから、転籍することが既定路線でも
契約にうたうことはできないですし、本人の気持ちや受け入れる側が
オッケーかどうか、出向元、出向先、労働者のそれぞれの思いがうまく一緒に
なるときはいいのですが、最近はトラブルになることも多いので
このようなリストラの際にあらためて自社だったらどうなるのか考えて
おくのもいいと思います。
それでは朝日新聞社の記事より
大丸松坂屋、1千人削減へ 消費増税備え希望退職・転籍
Jフロントリテイリング傘下の大丸松坂屋百貨店は8日、今年度中に従業員を1千人弱減らす方針を明らかにした。約200人の希望退職のほか、約770人を出向中のJフロントのグループ企業に転籍させる。業績は好調だが、来春の消費増税による売り上げ減に備え、人件費の削減に踏み切る。
大丸松坂屋の従業員は約7600人(出向中の約4300人も含む)いる。希望退職は3月から割り増し退職金付きで募集している。割り増し退職金と、転籍で給与が減る社員への一時金で、計46億円の特別損失を計上する予定。人件費の削減額は38億円になる見通しだ。