ブラック企業がうまれる背景、原因、理由、改善策
日本橋人形町で奮闘している
社会保険労務士の庄司英尚です。
本日は、1日にブラック企業の全国の電話相談を
行った結果の報告があがってきましたので
まとめておきたいと思います。
9月からブラック企業の調査を集中的に行うことを
発表していますが、その序章としてまずは電話相談を
行いました。
その結果、約1000件の電話相談がありました。
相談内容として多かったのは、
1 賃金不払残業
2 長時間・過重労働
3 パワーハラスメント の順となっております。
また労働者本人からだけでなく、労働者の家族からの
相談も2割以上あったことは注目すべきポイントかも
しれません。
今後の本格的なブラック企業調査に怯えている、
あるいは覚悟を決めているという企業幹部も
多い中で、まったくどのような展開になるのか
わからないのが現状です。
いずれにしても若者の離職率が高いということ
過去の是正勧告等が多いところは対象となり
やすいので、準備を進めておく必要があるといえます。
以下 参考
厚生労働省
若者の「使い捨て」が疑われる企業等に関する無料電話相談の実施結果(速報)を公表します
平成25年9月1日(日)に実施した若者の「使い捨て」が疑われる企業・事業所等に関する『無料電話相談』について、全国で1,042件の相談が寄せられました。
【全国の相談実施結果(速報)】
【相談件数】 1,042件
相談者の属性
1 労働者本人 716件(68.7%)
2 労働者の家族 223件(21.4%)
3 その他 103件( 9.9%)
相談の対象となった労働者の年齢(件数上位3項目※1)
1 30~39才 253件(24.3%)
2 20~29才 252件(24.2%)
3 40~49才 182件(17.5%)
相談が多かった業種(件数上位3項目)
1 製造業 213件(20.4%)
2 商 業 207件(19.9%)
3 その他の事業 108件(10.4%)
主な相談内容(件数上位3項目※2)
1 賃金不払残業 556件(53.4%)
2 長時間・過重労働 414件(39.7%)
3 パワーハラスメント 163件(15.6%)
※1 「不明」の項目は、件数上位3項目には記載していない。
※2 複数回答
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社会保険労務士 庄司英尚