自転車事故 増加 自転車通勤への企業の対応は完璧? 訴訟例 5000万円超の支払命令も
社会保険労務士の庄司英尚です。
自転車通勤に関する気になる記事がありましたので
ご紹介いたします。
12月9日 産経新聞より
自転車通勤勧める「はてな」 手当2万円、保険費負担…思わぬ効果も
厳しい経費削減を強いられる昨今。社員の通勤交通費を少しでも減らそうと、社員に自転車通勤を認める会社もある。しかし、電車やバスと違い、もし途中で事故にあったら…という不安もつきまとう。それでも自ら駐輪場を整備し、なおかつ月2万円の手当てと損害賠償保険費まで負担して、自転車通勤を増やそうとしているのがインターネットサービスを手がける「はてな」。経費削減と社員の健康増進の一石二鳥をねらって考えたアイデアだ。
自転車通勤のおかげで広い住宅に転居
11月下旬、出勤時刻の午前10時前、本社近くにある駐輪場に、自転車に乗った20~30代の男女が次々と通勤してきた。
チーフエンジニアの大西康裕さん(37)もその一人。自転車といっても“ママチャリ”ではない。現在は、ロードレース用の自転車に乗って、片道7キロの距離を25分ほどかけて通勤している。
大西さんは会社創業時からのベテラン社員。入社以来、本社から約5キロの地点に長年住んでいたが、1カ月ちょっと前に現在の場所に引っ越した。
「自転車通勤なので、べつに“駅近”の便利さにこだわる必要がありません。会社からは少し遠くなりましたが、おかげで家が広くなりました」という。
風邪をひかない丈夫な体になった
創業当初は、「ママチャリ」と呼ぶ一般用自転車で通勤していたが、平成17年から自転車通勤手当が支給されるようになったため、10万円ほどを奮発し、いまの“愛車”を買った。
自転車通勤の効果は家が広くなっただけではない。もともと風邪をひきやすい体質だったそうだが、「毎日自転車をこいでいるせいか、とても丈夫になり、この1年以上病欠していません」と胸を張る。
京都市の中心部にある本社では、73人の従業員のうち48人、東京オフィスでは21人のうち15人が自転車通勤している。
自転車通勤手当の支給について、広報マーケティング部の近藤令子さん(43)は、「ネット関連サービス業なので、朝から晩までデスクワークをこなす社員が多く、どうしても運動不足になりがち。社員の健康のためにと始めました」と説明する。
もちろん、マイカーや電車と違い、二酸化炭素(CO2)を排出しないため、自転車は環境に優しい乗り物だ。こうした社をあげての取り組みが評価され、21年には国土交通省の「エコ通勤優良事業所」に認証された。
“メタボ体形”の社員はゼロ
ところで、通勤手当の額は電車通勤者に支給する交通費を考慮して、一律2万円。本社がビジネス街の中心部にあるため、近くの路上などに駐輪して周囲に迷惑をかけないようにと駐輪場も整備した。
ビジネス街だけに、当初は駐輪場が見つからずに苦労したそうだが、会社近くの駐車場オーナーが、この取り組みに共感し、駐車場の一部を自転車用に改造してくれたという。
「自転車通勤のおかげで、当社には“メタボ体形”の社員はいません」と近藤さん。「営業マン中心の東京オフィスでは、自転車で一生懸命回っている姿が、取引先からも好意的に受け止められています」と、事業面で思わぬ効果も出ているという。(藤原章裕)
◇会社データ◇
本社=京都市中京区御池通間之町東入高宮町206
設立=平成13年7月
事業内容=インターネット関連事業
売上高=非公表
従業員=94人(平成24年11月現在)
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株式会社アイウェーブ
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庄 司 英 尚(社会保険労務士)
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