労働者の3人に1人を占める「派遣社員」 嫌われない職場づくりとは?
社会保険労務士の庄司英尚です。
今日は、偽装請負のニュースについてです。
学校用務員が委託なのに現場で直接指示をうけていたとして
労働局は、奈良市に是正指導をしたとのことで
大きなニュースとなっています。
奈良市というお役所の現場でおきたということでこれは大きな
問題です。お役所だから問題というわけではありませんが
これから、派遣法の改正などにあわせて規制が厳しく
なりますのでまずはこのような公的な現場の担当者の
コンプライアンス意識を高めていただきたいと思います。
そもそも偽装請負とは、どういうことをいうのか?
契約上は注文主と労働者との間に指揮命令関係を生じない
「業務請負」の形式をとっているにも関わらず、実際には注
文主の指揮命令下で労働者に業務を行わせること。
実態が派遣契約であるにもかかわらず、請負契約に偽装することで
責任を逃れている。もちろん法律違反であり、一時期に比べれば少なくなった
といわれていますが、それでも日常でよく見かけるのでトラブルに
なる前に改善していただきたいと思います。
以下
偽装請負:学校用務員、委託なのに直接指示 労働局、奈良市に是正指導
毎日新聞 2012年08月19日 大阪朝刊
奈良市が民間業者に業務委託している市立小中学校などの学校用務員39人について、奈良労働局が違法な「偽装請負」に当たるとして、市に是正指導していたことが分かった。39人の用務員は業者の指揮下で働く必要があるが、校長らが直接、指示していた疑いがあるという。市は、教職員が用務員に仕事を指示しない旨を業務委託契約に明記するなど、違法状態の解消に乗り出した。
奈良市は、市立の小中高校の計70校と幼稚園38園に計137人の用務員を配置している。このうち、23校と17園については、「奈良県ビルメンテナンス協同組合」(10社が加盟)と用務員の業務を委託する「請負契約」を結び、加盟社が雇用している用務員が働いている。
複数の用務員の証言では、日常の業務について、校長や園長などの教職員から指示を受け、会社側が口を出すことはなかった。用務員8人が加盟する「奈良県労働組合連合会」が偽装請負だとして奈良労働局に訴えた。
労働局は組合側の主張を認め、今年6月20日、市に文書で是正指導した。市は今月から、教職員が用務員に仕事を指示しないよう契約内容に明記するなどの措置を取った。
(引用ここまで)
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