ちょっといい話 あるお客様の従業員の気持ちのいい対応
皆さんこんにちわ
社会保険労務士の庄司英尚です。
昨日は、算定の調査の相談に加えて厚生年金基金の脱退
をしたいという相談がありました。ご紹介の案件でしたので
ちょっと安心していました。
ご紹介だと相手の身元も背景もわかっているのでやり取りも
しやすいですが、名前も名乗らないのに電話で一方的に相談して
アドバイスや専門的知識を求めるような昨日の算定基礎届の調査の
方と違ってとても誠実な方でした。
ただ、厚生年金基金を脱退することはなかなかできないですし、脱退する
としても難しい。そしてお金がかかるので、なかなか現実には実行できな
いという企業も多いです。
もちろん財政状況が比較的いい基金の場合それほど抜ける際にお金はかかりません。
これは過去の債務に対して企業単位に平等で負担するお金であって従業員数が少ないから、
お金が少なくて済むということではありません。
簡単に代行をしてもらいたいといってもいろいろ事前に調査をしないといけないですし
専門的な知識も必要ですが、今回もどこか安易に考えているようで、そのあたりを
理解してもらえたのかどうかちょっと心配でした。
社長と社員1人とか、あるいは社長1人だけとかの零細企業の場合、まず基金を
脱退することがいいのかどうかという判断をしなければなりません。
世間の間違った情報やニュースなどにあおられて正しい判断をできないのは
やむを得ないとしてもこのような状況で信用できる専門家のアドバイスなし
あるいは、丸投げで全部代行してくれというようなことではなく、一緒に
なって窓口に足を運び、資料も一緒に読み解き、問題を解決していく
必要があるのだと思います。
したがって書類1枚書いて終わりということではありませんので
脱退手続き費用、2万円とか3万円とかのお仕事ではないのです。
複雑な問題解決コンサルティングサービスでありますので、そこを
今回の相談者もよくわかっていただけないような
感じでしたので、誤った判断をされないといいなあと
ちょっと心配しています。
いずれにしても基金の特徴、決算内容を細かく見ることが必要なのは
いうまでもなく、実際にじっくり対話しコミュニケーションをとりな
がら進めていくと脱退が絶対いいということではないことがわかることも
あります。
もちろん近い将来解散されるかもしれないということであれば
負担金は、安く済むことになるようなのでそれを待つというのも
1つの方法です。
厚生年金基金のことは私もいろいろ事例を勉強していかないと
いけませんが今後このような相談が増えるのは間違いないと
思います。
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