会社貸与の携帯電話を使っている社員の通話履歴を調べるのは違法か?
皆さんこんにちわ
社会保険労務士の庄司英尚です。
先日、ある会社の就業規則をみていたら、いろいろ
おもしろい規定がありました。
おもしろいというより、法律を知らない人が勝手に
つくっているとしか思えない法律違反の条文がいろいろ
ある、ちょっとでたらめなものでした。
このような就業規則を作成していると、従業員のほうが
いいかげんな会社だと思い、会社を離れていくことに
なるので注意が必要です。
前の会社の就業規則をコピーしたり、友達の会社の就業規則を
コピーしたりして、形だけの就業規則を会社においておいても
結局は意味はありません。
そもそも就業規則を作成する目的は、何のためでしょうか?
法律を守るためというのも答えかもしれませんし、
会社を守るためという答えもありでしょう。
しかしながら一番の大事な目的やはり従業員に働く上での
ルールを明確化することです。
そのような環境が最低限あるからこそ、正しいマネジメン
トを遂行することに役立ち、問題社員に対しても処分を
下したりすることができるわけです。
その就業規則も時代とともにどんどん内容を変えていかなければ
ならないとつくづく思いました。
今までなかったようなトラブルや従業員の勝手な解釈を阻止する
ためにも、戦略的に現場の事情にあわせたものを作成しないと
いけません。
困っているけど何かないと動かないという会社は多く
一度、訴えられたり、監督署から指導を受ければ理解
するのでしょうが、それではずばり遅いわけです。
何かあってからあわてて社労士を探しても、できることには
限界があります。何か起こる前にいろいろアドバイスを
受けておくと、時間もお金も無駄遣いしないで済むことに
なります。
就業規則はもちろん大事ですが、ただ作成して法律を守るために
おいておけばいいというわけではないので、誤解されないよう
よろしくお願いいたします。
本日もコラムを読んでいただきありがとうございました。
■【日本橋ではたらく人事コンサル会社の社長ブログ】
■私の取材プロフィール
■経営者にためになる、お得なコラム満載 直近コラム 15件
株式会社アイウェーブ のホームページ
http://www.iwave-inc.jp
中央区日本橋人形町2-32-4 人形町ロータリービル2F
株式会社アイウェーブ
庄司社会保険労務士事務所
庄司 英尚