直近のコラム 7月26日から8月9日まで
みなさんこんにちわ
社会保険労務士の庄司英尚です。
今日は朝日新聞からちょっと企業年金関連で
残念なニュースが入ってきましたので
ご紹介しておきます。
朝日新聞より
企業年金2千億円、大半消失 投資顧問会社を業務停止
独立系の投資顧問会社、AIJ投資顧問(東京都中央区、浅川和彦社長)が企業年金から預かった約2100億円の資産の大半が無くなっていることが24日、わかった。資産が外部にさらに流出することを避けるため、金融庁は同日、金融商品取引法に基づき1カ月間の業務停止命令を出した。
金融庁と証券取引等監視委員会は今後、年金資産の大半が無くなった原因が、運用の思惑が外れて出た損失なのか、AIJによる無断流用なのか、などを調べる。調査の結果次第で刑事告発も辞さない構えだ。
AIJは金融庁に「失われた額や理由は説明できない」と報告しているという。AIJの代理人の弁護士は24日午前、「現在、(金融当局の)検査を受けている最中なので話すことはできない。話せる状況になれば、きちっと説明する」と話した。
業界団体の資料などによると、AIJは昨年3月末現在、産業用ロボット大手の安川電機(北九州市)など約120社の企業年金などから計2101億円の運用資金を預かっている。関係者によると、この預かった資産の大半が無くなっている。一方でAIJは顧客に対し、運用で順調に利益が得られているような虚偽の説明をしていたという。
(引用ここまで)
企業年金を預けている企業のなかには、安川電機やアドバンテストなど有名企業もあり、今後企業年金の預け先については、さらに慎重にならないといけないと思います。
影響がそれほどないと各企業側が説明してはいるものの、社員も不安になることもあります。実際に最初から悪いことを考えていたのか、本当に運用がうまくいかなくてこうなったのかはこれから調査され解明されることと思います。
企業年金については運用利回りが悪いなか、この会社はリーマンショック後の運用も良かったということで皆が不思議に思っていたようですが、やはり違和感を感じて何かあるということに早く気づく力も養っていかないといけないのだと思います。
本日もコラムを読んでいただきありがとうございました。
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