台風で帰宅困難になりそうで社員が使ったタクシー代の請求についてどうすればいい?
みなさんこんにちわ
社会保険労務士の庄司英尚です。
昨日は、トイレに頻繁に行く事務職の社員を
クビにしたいけど可能か?
というコラムを書きましたが、結構気になった方も
多いようでアクセスが結構ありました。
こちらのコラムは、経営者向けに書いていますが
従業員の方もたくさんの方がごらんになっているようで
検索してたどり着くキーワードを分析していると
とてもおもしろいものです。
一般的に、解雇や懲戒処分、退職勧奨といった記事に
関して自分の状況で大丈夫か不安になっていろいろ
調べている人が多いということがわかります。
さて、問題社員の対応に困っている経営者は意外と多いもので
社長の中には、気が弱くて古株の社員のわがままに強く指導できない、
あるいは2代目なので先代の番頭さんには、何も意見できない
など悩みはいろいろあるようです。
このような古参社員は、黙っていると問題社員化してしまうので
どこかでガツンと早めにいわないといけません。
経営者は、とにかく古参社員であっても
問題社員化しないように、日々の言動に問題が
あれば、注意しなければなりませんし、
時には厳しく指導をしなければなりません。
古参社員の今までの功績はたたえ、上手に活用していき
一方で経営者としての威厳を保ち時には厳しくふるまうこと
も必要です。
古参社員のプライドをたもちながら、それでも時代の変化に対応する
ためにも経営者として、思ったことをきちんと指摘し、自分の考え
を理解してもらえるように諭していかないといけません。
それが、古参社員の反感をかったとしても、いずれやらなければ
時間の経過とともに大きな問題になってしまうだけでお互いに
いい方向には進みません。
古参社員が問題社員化するのは、理由はいろいろありますが
主に過去の否定や業務の進め方をいきなり変更したりするから
であって、そうなると内容がどうとかではなく、人として
気にいらないので迷惑をかけてやろうと思うようになって
しまうこともあるようです。
このような感情が強くなるともはや修復は不可能で、経営者が
「もう辞めて結構です」といって大体は終わり、その後労使問題に
なることが結構あるというだけです。
古参社員の給与カットの相談も日々たくさん相談がありますが、
これも簡単ではありません。辞めさせようとして給与を半額にするような
悪質なことは、絶対できません。
古参社員は、これまで貢献してくれてきた偉大な功労者であり
もとからの問題社員とはまったく違うわけです。
問題社員化する前には、必ず何らかの予兆がありますので、それらが
自分達にも原因がないかを振り返るとともに、相手の身になって
考えてみるようにしましょう。予防できることは事前に
きちんと対処しておくことができれば、そう簡単に根深いトラブルには
ならないはずであります。
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