「新卒の4月採用の新入社員が、もう辞めたけど、何か?」
1月15日の時事通信にタバコは就活にマイナスという記事が書かれていましたのでちょっと掘り下げてみたいと思います。
新社会人の喫煙に好感を持てない企業の人事担当者は過半数、採用基準として考慮もあり得るという発表をしたわけですが、これを聞いて、冗談じゃないといった喫煙者の学生さんもいらっしゃることでしょう。でも事実は一応受け止めるということも大事だと思うので参考にしてみてください。
人事担当者だけでなく、中小企業の場合、私のような外部コンサルタントが採用面接に同席することもありますが、中途入社の場合でもタバコを吸うかどうかは服についているにおいで大体わかるので、喫煙しているからダメではなく、清潔感がないということで印象が少し悪くなってしまう可能性があります。
私のような人事コンサルタントは、社長などが面接で見ているポイントとは違うところを見ています。
「あの学生さんワイシャツの袖が短かった」 とか 「スーツにたばこのにおいが染み付いていた」とか 「爪が異常に伸びていたとか、ネイルアートが一部の指だけ少し残っていた」などといったところまで実は細かく見ているものです。
私が、昨年、クライアントの会社の新卒採用の説明会を見学に行った際に、大きな有名ビルのフロアにある喫煙コーナーの中で、たばこを吸っている学生さんを見つけましたが、さすがにこの人の採用はないときっぱり思いました。
たばこをいくら吸う人でも新卒の入社説明会に来て、少し我慢すればいいのをわざわざブースに行って、たばこを吸っている人など私はNGですし、その会社の社長もあまりそういう人は採用したくないとおっしゃっていました。もちろん顔は覚えているようでしたけど。
人事担当者は、新卒社会人のたばこについて、好感が持てないという声のほうが多いということがわかった以上、入口の段階ではたばこは吸わないほうがいいのではないかと思います。
以下一部 記事より引用
昨年6月、企業の人事担当者2246人に依頼し、838人から回答を得た。回答者の4分の3が男性で、喫煙者が24%、過去喫煙していた人が35%、非喫煙者が41%だった。
新社会人の喫煙に関する印象は「好感が持てない」が25%で、「どちらかといえば」を含め56%。「どちらともいえない」が43%で、好感が持てるとしたのはごく少数だった。
新卒採用時に喫煙が影響する可能性は、「ある」と「少しはある」を合わせ49%、「ない」が51%で五分五分。
「非喫煙者」を採用基準の一つとすることをどう思うかでは、85%が「妥当」「業種によっては妥当」と回答。自らの会社については、「採用基準としてよい」「考慮してもよい」が53%で、「取り入れる必要はない」の44%を上回った。
(引用ここまで)
本日もコラムを読んでいただきありがとうございました。
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