社会保険労務士の選び方 その2
今回は、社会保険労務士の選び方その5ということで報酬(料金)や顧問契約についてお届けします。
社会保険労務士の業務の報酬ですが、事務所ごとに金額の違いはあります。相場というものはありますが、同じような仕事でもその質の違いはありますし、その仕事のプロセスなども違いますので変わります。また事務所の規模やブランドなどによっても報酬額は変わってきます。
報酬については、報酬の払い方(振込or現金回収)も大事です。そのほかには派遣の許可申請業務などの印紙代などは、立て替えてもらえるのか、それとも印紙そのものを渡すのかなどもわかれるところです。
また報酬は前払いまたは後払いなのかを確認しましょう。一部前払いなどで着手金をもらう社会保険労務士もいますので、事前に確認しましょう。特に大きな案件や先ほどの許可申請業務などは時間がかかりますので、どのタイミングでお金を支払うのかは大事な選ぶ際のポイントです。
さて報酬の額についてですが、必ずしも安ければいいということはありません。提供してもらうものは、サービスという無形のものです。普通より安いということは何か理由があるのかもしれないということを考えて慎重に判断しましょう。
また他よりも高いからといって高いパフォーマンスを発揮してくれるとは限りません。報酬については、以前は社会保険労務士会の規定がありましたので、その基準で仕事をしている人も多いので、ちょっと高いと思った際には、そのあたりのことを質問してみてはいかがでしょうか?
いずれにしても依頼する側がどういうことを求めているかによっても業務内容も違ってきて報酬額も変わってくるので、きちんと面談のうえ、見積書を出してもらいお互いに誤解のないようにしてから仕事を依頼しないといけません。
次に顧問契約については、顧問契約に含むものとそうでないものをはっきり教えてもらいましょう。顧問報酬はあくまで基本的な業務だけというところも多いのが現状です。契約したあとでイメージしていたのと違うと嘆いても遅いので注意しましょう。
また顧問契約については、絶対に契約書を作成して疑問に思うところはどんどん質問しましょう。丁寧に質問に答えてくれるということは今後も安心できます。
逆に契約書もなく、顧問の範囲内で何でもやりますなどという方もいるようですが、そのような場合であってもきちんと内容を説明してもらいどこまでの内容を含んでいるのかを書面に残すようにするのが良いと思います。
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