社員の自転車通勤について押さえておきたいポイントとは? その3
これまで4回連続で自転車に関連するコラムを書いてきましたが、今回で最後のコラムとします。
自転車通勤は、企業のリスク管理が重要になってきますが、それは事故の被害者になるだけでなく加害者になる可能性もあるということです。そのようなリスクが高まるにつれて新しいニーズがうまれてきます。それらに対応するためにできたものとして、自転車保険というものがあります。自動車保険と違って任意加入ですので存在そのものを知っている人は少ないと思います。
しかしながら、こういう保険の商品の内容をきちんと会社が把握し、情報を提供することも人事サービスの1つとして大切なことです。そして、会社が基準を設けて、推奨する保険という位置づけにして、この保険と同程度の補償のある保険に加入することを要件として、許可するようにするのが一番いいでしょう。
正規に運用するには、就業規則等で「自転車通勤をするものは自転車保険に加入することを要件とし、加入控えとあわせて事前申請し、許可証明書をえることとする。」というような主旨のことを規定しておくとよいでしょう。
さて、その自転車保険についてですが、「TSマーク付帯保険」という、整備点検料金2000円以内で加入できる賠償責任保険があります。整備士が「第2種TSマーク(赤マーク)」という赤いラベルを貼ってくれて、限度2000万円まで補償されますので安心です。しかしながら有効期間は1年間ということで忘れてしまうことのないようにしたいものです。
自転車保険については、
下記のサイトが参考になりますのでお時間のあるときに一度ご覧ください。
■自転車保険に加入する前に
http://www.shimadacycle.com/