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安部元隆プロは大分朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

結帯動作(背中に手が回すなど)はなぜ出来なくなってしまうのか?(肩後方組織編)

安部元隆

安部元隆

テーマ:肩痛

こんにちは、GENRYUです(^^)

前回のコラムでは、なぜ「結帯動作」を改善するための、筋肉へのアプローチを
ご紹介させて頂きました。
まだご覧頂いていない方は、先に前回のコラムをご覧ください。
今回は前回に引き続き、結帯動作を改善するための具体的な施策についてお伝えしていきます。
では、早速やっていきましょう。


「今回のターゲット」
肩後方軟部組織
肩の後方軟部組織として代表的なのが、前回のコラムでも取り上げた「棘下筋」と
「後方関節包(肩全体を包んでいる線維性の膜)です。
これら肩の後方軟部組織に日頃のケアが行き届いていないと、
伸張性が低下してしまい、血行が行き届きにくくなり、固まってしまいます。
そうすると、肩甲骨関節窩の中心で回転していた上腕骨頭が
前方に押し出されてしまい、回転の中心軸にズレが生じます。
その結果、肩を挙上したり「結帯動作」を行う際に、前方組織とぶつかり
可動域制限や動作困難が出現してしまいます。




「肩後方軟部組織ストレッチ」
肩後方の軟部組織を効果的にストレッチするためには、
クロスボディーストレッチがオススメです。
このストレッチは、
「The Modified Sleeper Stretch and Modified Cross Body Stretch to Increase
Shoulder Internal Rotation Range of Motion in the Overhead Throwing
Athlete.」の論文でも取り上げられています。
「具体的な方法」(下図参照)
①伸ばしたい方の肩を下向きにして横向きに寝ます
②反対側の手で伸ばしたい方の肘を下から支えます
③その状態から肘を上方に引っ張り、肩の後方にストレッチをかけていきます
④痛気持ち良い程度までストレッチをかけたら、その状態で30秒キープします
⑤これを3セット繰り返します




このストレッチと併用して、前回の後下方軟部組織である
「小円筋」「棘下筋」にもアプローチを行って頂けると、
「結帯動作」の制限因子が改善していきますので、
ぜひ、実践してみてくださいね(๑•̀ㅁ•́๑)✧

それではまた、次回のコラムでお会いしましょう(*^^*)

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安部元隆
専門家

安部元隆(理学療法士)

GENRYU式 綜合整体

科学的根拠に基づいた知見と臨床経験から得られた知見を組合せ「根本原因を探し、戻りが少ない治療法」『GENRYUメソッド』を提供しています。問題点をキチンと細分化して捉え、1つ1つその問題を解決します。

安部元隆プロは大分朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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