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井上博文

大学院・大学編入受験のプロ

井上博文(いのうえひろふみ) / 塾講師

株式会社コムニタス

コラム

本気と真剣の違い

2020年3月4日

テーマ:思考方法

コラムカテゴリ:スクール・習い事

これまでも何度か「本気」というキーワードで記事を書いてきました。
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本気は、私にとって重要なキーワードです。面接対策を授業外で行う際、時々この本気について言います。言われる方は、たいていつらそうな顔をしていますが、私もどうしても伝えねばならないと思って伝えています。かくいう私自身自分もその時々の生活や仕事において「本気」といつも言えるかというとそうでもない時があります。そんな時「もし本気だったら、○○してたよな」と英語の仮定法過去や過去完了の基本形みたいな文章を頭で作って自分で問いかけてみるようにしています。一方で本気という言葉は非常にわかりにくく、反意語も明確ではありません。試しにググってみたら、「冗談」と出てきて、苦笑してしまいました。英語ではたいていserious系の単語が出てきます。真剣くらいの意味でしょうか。でも当たらずも遠からずといったところで、「真剣な人」が「本気の人」かと言われると、かなり温度差があることに気づきます。真剣の方がなりやすく、本気の方がなりにくいのではないかと私は考えています。もう少し言えば、面接会場において、真剣でない人は滅多にいませんが、本気でない人は実はたくさんいます。志望理由を真剣に真面目な顔で、「第一志望です」と言う人はいますが、その人は本気でその大学院に入りたいわけではありません。「入りたくないわけではない」程度でしょう。私からすると、「第一志望です」と自身満々に言っている姿は、真面目にやると、立派なギャグだと思います。この仕事をはじめたころ、これを聞いて真剣に冗談だと思っていました。

とは言え、私自身もこの違いを最初から知っていたわけではありません。師匠から習いました。いろいろ考えるうちに、いかに自分が不誠実な言葉を言っていたかということに気づかされました。
今の政権は、コロナ対策に限らず、不真面目な上に冗談のような、まさに漫画のような現象が続いています。若い人は、この強烈に不誠実な姿をよく見て、こうはなってはいけない見本だと考えていただいて、その上で自分なりの本気を見つけて、自ら実践していただきたと思っています。




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