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コラム

学者・博士が15年ぶりに1位

学者が15年ぶり男子1位、女子は食べ物屋がトップという記事が出ました。すばらしいと思う半面、大丈夫か?とも思ってしまうのが正直なところです。若者が学者を目指すことは、すばらしいことだと思います。しかし、一方で、学者は定義が曖昧で、食べていけない職業の代表格のように言われることもしばしばです。ノーベル賞受賞者が、最近続いていることが理由ではないかという記事の分析もありましたが、iPS細胞で名高い、山中伸弥先生がマラソンを走って、民間からの寄付を募らねばならない状況もあります。その一方で、総理大臣の友達なら、法律枠外が設けられ、必要か不必要かわからない獣医学部が簡単にできてしまい、60億円以上の大量の税金が投入されます。対抗馬になりかけた京都産業大学はiPS細胞を使った研究を行うことを宣言していました。ノーベル賞を受賞した研究でも、ないがしろにされるこの国の教育、研究行政に絶望する人の数は、世界トップクラスではないかと予想できます。
それでもこの国特有の苦難を乗り越えてエリック・ホッファーになることも厭わない若者が出てこないと裾野が広がらないことも事実です。これから学者を目指す若者に是非読んでいただきたい本が、花園大学教授、佐々木閑先生の『犀の角たち』です。


研究者というより、理科系科学者に主眼があると思いますが、研究者になる人は、やはり、ここに出てくる人物のように人生をかけて、自分の道にまっすぐ邁進する姿にこそあこがれを抱くものだと思います。誰に評価されるわけでもなく、賞もなく、それでも自分の道を進む強さとひたむきさが描かれています。仏教の出家者に対して、ブッダは

学識ゆたかで真理をわきまえ、高邁・明敏な友と交われ。いろいろと為になることがらを知り、疑惑を除き去って、犀の角のようにただ独り歩め。(中村 元訳『ブッダのことば』「スッタニパータ」58)

と述べています。「犀の角のようにただ独り歩め」という犀の角とは「孤独」の比喩です。もちろん、孤独になれと言っているわけではなく、知性ある人と交わりながら、多くの人の意見を聞きながら、それでも独りになることを厭わず、自分の道を歩むのはただ独りということです。孤独にならず、孤独を厭わず、まっすぐに進む力を身につけた若者が、どんどん大学院に進み、研究者になることを期待しています。


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