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井上博文

大学院・大学編入受験のプロ

井上博文(いのうえひろふみ) / 塾講師

株式会社コムニタス

コラム

看護学校進学か看護大進学か、2年次編入か?

2014年3月4日

テーマ:社会人の看護学校受験

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

最近は、看護師になる方法も多様化しており、看護大学に進むか、
看護専門学校に進むかは難しい選択になります。
一概にどちら良いかは言えませんが、社会的には大卒が求められている
傾向が強まっていると聞きます。最近聞いた話では、高校の進路指導でも、
看護学校か、看護大学なら看護大学をすすめているようです。
昔は、看護師になるということは、大卒資格と離れるということを
意味していました。それを看護大学3年次編入で補完するということで
落ち着いていた時期もありました。しかし、今はもう少し時代が変わりました。
大卒者が看護学校に行くケースが増えました。また男性も看護師になることを
希望する人が増えました。これだけ多様化すると、余計にどちらが良いのか
簡単には言えないため、各自が有する背景が決め手になります。

京都コムニタスでは、看護学校進学を志望する人も社会人の方が
大半ですので、皆さん、様々な背景をお持ちです。すでに
病院勤務をしている人、全く医療の経験のない人、実家が病院経営の人、
などなど、本当に多様になったと思います。私が初めて看護学校入試に
携わった十数年前は、まだ看護師は女性の仕事でした。
(でも「看護婦」言い方は使わなかったと思います)
また、ほとんどが高校生か、高卒生が受験勉強に取り組んでいました。
私が属していた予備校の学院長は先見性の高い方でしたので、
十年後には看護師が最も安定した職業になると言い切っておられたのを
よく覚えています。
安定度の高い仕事となると、当然希望者も増えます。
そうなると性別問わず、また高学歴者も看護師を希望するようになり、
現在に至ります。こうなると厄介なのは、看護学校進学がかなり
難しくなり、合格できない人もかなり出るようになったことです。
また学力をつけて、合格できるならば、やっぱり大学に行きたいと
考える人もたくさん出てきています。就職にどちらが有利かは
行った学校によりますので、これも一概には言えません。

大学を卒業された方で、どちらが妥当かを悩む人は非常に多いです。
もちろん簡単に言えば、看護師資格だけが欲しければ看護専門学校に
行く方が妥当です。また、幅広く勉強したいということであれば
看護大学に入る方が妥当です。大学院まで考えるならば2年次編入
という方法もあります。ただ、関西圏では大阪府立大しか試験を
行っていません。

個人的な考えを言えば、看護大学の方がたくさんのことを勉強できます。
看護技術の習得だけではなく、周辺の学問について学べることは、
看護師になってからの人生を考えた時に非常に有用です。
また保健師や助産師の資格が必要な方にはやはり大学の方がおすすめになります。
例えば滋賀県には助産学校がありませんので、大学に行くしかありません。
私は看護大3年次編入を希望される方にたくさん会ってきましたので、病院の現場に
出てから、やはり大学で学びたいという希望を持った人の話をたくさん聞いてきました。
その観点からすると、やはり大学の方がいいのかなという印象があります。


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