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小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

【爬虫類脳】脳の三層構造 1

2020年3月24日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:マインドセットの書き換え

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

コラムキーワード: マインドフルネスプラス思考 トレーニングパワハラ問題

最近、思うことがあります。もしかして自分の中に二人の人格が存在するのかも・・・ まっ、これは冗談ですが、脳科学的に言うと二人、いや三人居ます。

以前、脳の三層構造について「脳科学で人間関係を観る Part2」

でお伝えしたことがあります。実際に脳の中心から3つに役割りが分かれています。この辺のところは専門外なので詳細なところは解りません。

そんなこんなで今回の記事は、脳の三層構造を思考や行動パターンに置き換えて理解していただいた上で、どうすれば3つの役割りを上手にコントロールできるかを、お伝えできたらと思います。

これら3つの構造は動物的に構成されており、本能的な爬虫類脳から理性的な人間脳となっています。

・爬虫類脳 脳幹(反射) 生きるため
・哺乳類脳 大脳辺縁系(情動) 感じるため
・人間脳 大脳新皮質(理性) 考えるため

人間の三大欲求の「生きたい」「関わりたい」「成長したい」これらの3つの特徴を理解して人生に活かせたらと思います。

それぞれ、以下のような特徴があります。

・爬虫類(脳幹)心拍、呼吸、飲食、体温調節、性行動、安全意識
・哺乳類(大脳辺縁系)喜び、愛情、怒り、恐怖、嫌悪などの情動、仲間意識
・人間(大脳新皮質)知能、記憶、言語、創造、論理、繊細な運動、目的意識

脳のしくみ1

爬虫類脳は、自律神経の中核である脳幹で、本能を司る交感神経や副交感神経をコントロールし生命を維持しています。

安全意識が働く例として、私たちにはパーソナルスペースがあり、その中に他人が入ると嫌な気持ちになります。これは爬虫類脳の「安全でいたい」という防衛本能が働いているからです。

爬虫類脳のもう1つの特徴として、新しい行動が嫌いです。つまり、「安全でいるためには環境を変えると危険だから、今までどうりで良い」ということ。

身近な例でいうと、買いすぎ、食べ過ぎ、先送りなど、私たちは「食べ物を見つける」「危険を回避する」「子孫を増やす」これらの3つの本能が、思考や行動に影響を及ぼし目先の誘惑に負けて自分を変えられない理由です。

今回は爬虫類脳の特徴をお話しましたので、次回は哺乳類脳の特徴をお伝えします。


あなたにも気付きがありますように


下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。

「脳科学的考察「歳をとったら頑固になる」誤解」
前頭前野が萎縮すると感情が強くなる理屈

 

【小さな実践】
本文の爬虫類脳の特徴を参考にし、爬虫類が働いていると感じる思考や行動をすべてノートに書き出してみる


 

この記事を書いたプロ

小橋広市

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小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

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