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小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

【哺乳類脳】2 脳の三層構造

2020年3月25日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:ビジネスに応用する脳科学

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

コラムキーワード: プラス思考 トレーニングコーチング やり方メンタルヘルス 対策

哺乳類脳は、前回にお話した「爬虫類脳」に次いで進化した脳器官で、海馬、帯状回、扁桃体などの集合体を「大脳辺縁系」といいます。

今回、お話する哺乳類脳は「群れで行動する」のが特徴で、哺乳類脳の情動のひとつ「愛情」は、仲間と協力し合って子育てをする集団行動や子どもの育児のような母性本能も目覚めさせます。私たちがコミュニティなどを好むのも分かる気がします。

哺乳類脳の大脳辺縁系は、私たちの情動を司っています。よく耳にする大脳辺縁系の扁桃体は、好き嫌いや、直観力、恐怖、記憶形成、痛み、ストレス反応、不安や緊張、恐怖反応に重要な役割を持っています。

脳科学

扁桃体と前頭前野


五感を通じて外から入った情報は、脳の中で二方向に分かれます。一方は大脳辺縁系の扁桃体へ伝えられ、もう一方は上の前頭前野へ伝えられて理性の意識として自覚します。

ただ、情報の信号が二方向に分かれる際、前頭前野に到達するよりも、少し速く扁桃体に情報の信号が到達するそうです。その際に反射的に反応するのが「怒りや恐怖」です。

一度、強い怒りの情動が扁桃体から出てしまうと、前頭前野の理性が怒りを抑えるのは一苦労です。今回は「怒り」を脳科学的にお伝えしました。次回はもう少し深堀りして「理性と感情」のバランスについてお話したいと思います。


あなたにも気付きがありますように


下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。

「現状と固定観念のギャップが感情とレベルを左右する」
怒りの感情が湧き出る思考をコントロールする



【小さな実践】
脳の三層構造で「爬虫類脳」と「哺乳類脳」が「人間脳」より強い理由を、普段の行動から考えてみる

この記事を書いたプロ

小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

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