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井上博文

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井上博文(いのうえひろふみ) / 塾講師

株式会社コムニタス

コラム

Gルートの方の第5回公認心理師試験の勉強法

2022年1月13日

テーマ:公認心理師試験対策

コラムカテゴリ:スクール・習い事

第5回公認心理師試験が7月に行われる予定ですが、正確な日程は今月中に発表されるようです。これは確実に行われますし、ここで経過措置は終了することも日程的に確実です。ですから、確実にここで合格しておかねばなりません。
Gルートの方はまずは相談いただけたらと思います。
こちら

最近、いくつかのお問い合わせの中で、公認心理師はこれからの心理職にとって必須であるかどうか、というものがあります。もちろん、臨床心理士だけではやっていけないわけではないかもしれませんが、すでに時代は動いており、第7回試験からは院生が在学中に試験を受けることになります。だとすると、4月から公認心理師として働くことになります。だからアイデンティティが最初から公認心理師になります。だとすると、その年の半年後の10月に試験のある臨床心理士にどのくらい思いを向けられるのか、と問われると、大いに疑問があります。その件については、今のインタビューが終わると、またまとめていきたいと思います。

第5回試験のための勉強法ーまずは自分を知る


いずれにしても第5回試験で公認心理師が取れそうな人は是非とも取りましょう。そのためには勉強しないといけないわけですが、具体的な勉強方法を考える必要があります。公認心理師試験は、幅の広さが特徴ですから、すべてをカバーしきるのは難しいですので、まずは自分を知るところから始めます。日本語で取れる問題しかわからない、というところから始まって、現時点で合格点が望めるという人までいると思います。それによって勉強方法は大いにかわります。

まずは公認心理師法から


いずれにしても誰でも必ず最初に着手するのは、公認心理師法です。これは誰にとっても平等です。できればこれで点数は落としたくないところです。その次に関係行政論です。これも多少の得手不得手はあるかもしれませんが、法的知識自体は、それほど人によって異なるものではありません。あまり点数を取れる分野がない、と思う人は、日本語力、法律、関係行政論を勉強して、どの程度の戦力になるかを考えましょう。

次は得意分野・点数を取れる分野を知りましょう


次からは、得意、あるいは関心のある分野に着手です。ただ、現時点では、まだ時間はあると見ていいと思いますので、一通り、全分野を眺めておく必要もあります。その上で、これは点数を取るのは難しいという分野も把握しておきたいところです。模試で全体の点が低いのは、多くの場合医学、福祉、産業、犯罪になります。ただすべてを捨てるわけにはいきませんので、勉強する分野ももちたいところです。私は、産業と犯罪は苦手ではありませんでした。いずれにせよ、不勉強のままでは危ういのが、基礎心理学です。この分野の知識量は、ちょっとした一問を取れるか、落とすかで合否につながることがよくあります。「あと1点」で不合格になったという話はこれまでもたくさん聞いてきました。

基礎心理学は重要です


やはり基礎心理を知っているかどうかで、その直接的な問題だけではなく、全体の点数にも影響があると考えられます。まだ時間のある今は基礎心理学にも力を入れたいところです。範囲は現任者講習テキストでだいたいわかります。ただし、統計等、研究法もありますので、併せて勉強しておきたいところです。

模擬試験を受けてみましょう


京都コムニタスでは、第1回試験の時から、模擬試験を作ってきました。第1回試験の時は何問出るかさえわからない中で、あらゆる情報網を駆使して問題を作りました。構想は2016年から練っていました。各分野の専門家が問題を作っており、公認心理師試験の幅広さに対応してきました。ここまで第4回までの模擬試験を作ってきて、我々もかなりキャリアを積むことができたのと、情報がしっかり出回るようになり、本試験に遜色のないものができるようになったと自負しています。
模擬試験は、いくつかの業者が出しており、私個人はあまり見たことはありませんが、たくさん解いてみることはとても重要だと考えています。私たちの場合、プレ模試、基本問題模試、事例模試、全国模試と4種用意しています。
こちら
本試験は、154問あり、体力勝負の面もあります。私が試験を受けたとき、午前中だけで退席してしまった人も少なからずいました。日本語を読み続ける体力が必要です。私の分析ではありませんが、第4回試験の難易度が下がったのは、日本語の量が少なくなったから、という説もあるそうです。それもあるかもしれません。ただ、模試はあまり細かい難易度調整は考えませんし、試験後の得点ラインの修正も行いません。純粋に問題を解いて、点数を取り、解説をしっかり見ていただくものになっています。概ね、得点分布は、本試験を予測させるものになっていると思います。もちろん解説も重要ですので、模試はしっかり解いて、解説を見るだけでもかなりの勉強になります。
是非、受験してみてください。


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