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コラム

博士号取得者、高校教員全教科へ出願OK…和歌山・教員採用試験

和歌山県で、博士号取得者、高校教員全教科へ出願OKという記事が出ました。この記事です。博士号取得者に対して、このような制度をもっと増やして欲しいと切に願っています。私は常々、教師は大学院修了者が望ましいと考えています。博士号を取得するとなると、年齢的には30歳前後になっていることがほとんどです。私は30を少し出ていたように思います。今は、博士号は研究者の免許証といった雰囲気があります。今年、非常勤講師の雇い止めが全国で起こっています。同じ日に40歳非常勤講師、「夫婦とも雇い止め」の深刻という記事も出ており、この国はどうなっているんだろうという思いを強くしてしまいます。この記事の中にある

「どうしてもっと早く言ってくれないんですか。こっちにも生活があるんですよ。よくそんな非人間的なことができますね!」

この言葉に強く共感します。立派な校舎、きれいなキャンパスの影で、素人目にはもしかすると華やかに見えるかもしれない「大学の先生」の実態です。こういった声を上げること自体がタブーとされてきました。この程度の声を上げることさえ、命と人生を賭けなければいけないのです。高学歴ワーキングプアなど、もはや当たり前の時代です。「嫌なら辞めれば良い」「全部自己責任」「結果が全て」40歳を超えてこの現実との格闘技が始まります。助手と名がついても、給料が15万円でアルバイト禁止という人もいます。弱っていくかどうか、社会人体実験でもされているかのようです。

「しかし、学校側は「すでに契約書で合意がなされていること。もう決まったことだから、どうにもならない」と言うばかり。形ばかりの話し合いは30分ほどで打ち切られた」

私自身も幾たび同様の相談を受けたかわかりません。既視感を持つ人も多いのではないかと思います。

「2018年3月をもって雇い止め――。実は全国で、ヒロキさんと同じような目に遭った非正規労働者は少なくないと言われている。背景にあるのは、改正労働契約法18条による「無期転換ルール」だ。労働契約法18条は、2018年4月から勤続5年を超える有期雇用労働者は、使用者に無期雇用への転換申し込みができると規定している。しかし、一部の企業や団体は、非正規労働者が無期転換申込権を獲得する前に雇い止めを強行。いわゆる「無期転換逃れ」である」

当然のことですが、こんな法律を作ったら、脱法行為が起こるに決まっています。こんな法律を作った連中に最大の問題があります。残念なことは、大学がこの脱法行為の最先端にいることです。口と書籍でいくらきれいなことを言っても、所詮……とても残念です。足下にこんな悲惨な光景が広がっていても、あまり興味がないのでしょう。なのに、日本の研究水準が下がっていると嘆く…政治や官僚だけがおかしいのではけっしてないと思います。

今回の和歌山の英断に心が少しでも動く大学関係者が一人でもいて欲しいと願います。


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