大学院修了後の就職

2010年10月9日公開 / 2014年1月16日更新

テーマ：後悔しない臨床心理士指定大学院の選び方

コラムカテゴリ：出産・子育て・教育

大学生の就職が難しいと言われて久しいですが、
大学院卒ともなるともっと難しいとされています。
私個人の意見としては、もっと院卒者の資質を買う
企業や研究所などが出て欲しいなとは思います。
今年も日本人のノーベル賞受賞者が出て、大々的に
報道されましたが、いつも受賞された大先生方は
今の研究者環境を嘆いておられます。
大学院博士課程に進んでも生活が困窮していると。
私自身も経験がありますが、今の日本の環境や雰囲気
では、自分の研究を活かすのは難しいという印象は
確かにあります。
しかし、私たち院生経験者にももっとバイタリティを
持つ必要があると思います。
私たちの世代は留学をするチャンスは大変少ないと
思います。制度が整い、行こうと思えば行ける
はずなのですが、まず行くまでの金銭、
行ってからの金銭、帰ってきてからの金銭と
お金の話ばかりですが、なかなか難しいのが現状です。
まして、今の時代の私立大学の学費を払って、大学院に
進み、尚、留学ともなると、家が一軒建つくらいの
金額になってしまいそうです。そうなると
親も大変です。相当の経済力がないと難しいと思います。

しかし、留学できないなら国内で自分で道を
切り開くくらいの力は必要だと思います。
またそれだけの覚悟と決意も必要です。

ただ好きな勉強だけしていれば、誰かが雇ってくれる。
院卒は高学歴なのだから、高収入の就職がある。

もしこんな考え方を持っているのなら、明らかに
間違っています。収入は天から降ってくるものでは
ありませんので、やはり相当の努力は必要なのだと思います。

ただ、大学の先生方やスタッフの方々も院卒に関して
あまりネガティブなことは言わずに、
是非院卒こそ売り込みをして欲しいと思っています。

（だって、学費で多大な貢献をしてくれてるわけですし、
その大学の最高レベル教育を受けた学生たちなわけです
から学部生よりも自信をもって売りに出せるはずです）

この両者のアイディア次第で、今後の大学院教育の
在り方はどんどん変化できると思います。

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