マイベストプロ京都
小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

大き過ぎる目的は達成できない Part3

2019年4月5日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:マインドセットの書き換え

コラムカテゴリ:スクール・習い事

前回のPart2は「目的」と「目標」の違いをお伝えしました。今回は「大き過ぎる目的を設定すると挫折する」ということの理由をお伝えします。

挫折する2つの理由


結論から言うと、目的が大き過ぎると挫折する理由は大きく分けると2つあります。

①成功体験がないので目的に到達する明確なプロセスがイメージができない
②スパンが長いので小さな挫折を繰り返しモチベーションが下がってくる

①の目的に到達するためにプロセスを明確にイメージできれば、先に障害が予測できるので軌道修正できる上に、段階的に目標を設定する際にも必要なリソースも明確になります。

②の「小さな挫折を繰り返す」ことの小さな挫折とは、目的を大きくするとスパンが長くなるので、よほどブレない軸を持ってない限り、変化を恐れる脳が「今のままでいいよ」と現状維持をささやき、更に脳は変化しない言い訳を考え始めます。

最初のうちはモチベーションが高いので、小さな挫折も乗り越えることができますが、小さな挫折でも積み重なると、失敗するかもしれない、できないかもしれないとネガティブ思考になり、いつの間にか目的は自然消滅です。

ストレスと本

チャンクダウンとは


目的を達成しようと思うと、大きな目的からチャンクダウンしてゆく方法がオススメです。※チャンクダウンとは、塊を小さくし明確化すること

私がPart1でお伝えした事例「1人ひとりが自走する1000人のコミュニティを作る」という目的をチャンクダウンすると「仲間と切磋琢磨しながら個々が自立して行動できる20人のコミュニティを作る」という現実的な目的にするとどうでしょう。

目的を達成するためのプロセスもイメージしやすいので自分の持っているリソースの中で、先の障害や制限することに対して具体的な予測を立てることができます。

チャンクダウンした目的が明確になると、スモールステップで小さな目標を置いていき小さな成功を積み上げると自信にもなるし、モチベーションを継続することができます。

さて、これまでのおさらいとして

・目的の絞り込みをし進む方向に狙いを定める
・更に目的を小さくチャンクダウンし明確化する
・障害や制限、必要なリソースなどを予測し、段階的な目標を配置
・小さな成功を積み上げれるように行動を工夫
・達成した目的をイメージするのではなく、達成するまでのプロセスをイメージ

目的に合わせて参考にしてみて下さい。



【小さな実践】
100%できなくても30%できた自分を許容し小さな成功を積み上げてみる


 

この記事を書いたプロ

小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

Share

関連するコラム

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ京都
  3. 京都のビジネス
  4. 京都の人材育成・社員研修
  5. 小橋広市
  6. コラム一覧
  7. 大き過ぎる目的は達成できない Part3

© My Best Pro