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小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

人間関係の3つの悩みのおまけ

2019年7月24日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:関係性コンディショニング

コラムカテゴリ:スクール・習い事

人間関係の悩みの中で、幸せに感じない生き方をしている人の共通点がいくつかあって、その1つが「承認欲求」だとお伝えしました。今回は残りの2つ、他者との「競争意識」と「課題の分離」についてお伝えします。

競争意識


競争意識を常に意識している人は、ピラミッドの上にいると安心ですが、下になると不安や恐怖を感じます。競争意識はパワーに変えることができるので、一概に悪いということではなく意識し過ぎるのは良くないということです。

長い人生において、勝ち続けることはできません。競争意識が強すぎると負けるたびに劣等感にさいなまれます。それより他者との比較ではなく、理想的な自分をイメージして比較する方が向上心を養えます。

ただ、社会に出ると他者との競争意識を、ある程度持っていた方が自分を高める意味においては有効だと思います。

そして人間関係において、次の「課題の分離」に関するトラブルが一番多いかもしれません。

課題の分離


よくトラブルの原因になるのが、他者と自分の課題をゴチャゴチャにして考えてしまう。これは親子関係に多く、母親が子どものためを思ってアドバイスする中に、課題の分離ができていないことが多いようです。

当然、親は子どもより、経験も知識も豊富ですから、「失敗しないように、あんたのために言っているのよ!」などと言いますが、「失敗されて困るのは私だからね」という親本人も気づいていない本音が潜んでいます。

親は自分の知識や経験でアドバイスしますが、時代の変化や子どもの性格によるので、それが正しいアドバイスとは言えず、親の思い込みも含んでいます。それより子どもの自主性を見守る方がお互いにとって学びは多いはずです。


人間関係においては、互いの課題に踏み込まず、ボーダーラインを尊重するのが良い状態を保てるコツです。そして承認欲求や競争意識をあなたの価値基準から外し、自分らしらを磨く方が幸せな人生をおくることができるはずです。

❤

貢献感


課題の分離ができるようなったら、自分の課題をしっかり意識し、自分はどうしたいのか、自分の理想は何かというように、自分の課題と真剣に向き合うことです。

人間は社会の中で誰かの役に立ちたいという意識が本能的にあります。例えば、コミュニティの仲間の中で、「自分は意味がある存在」だという貢献感を養い、コミュニティに自分の居場所を見つけると「貢献感」がより幸せに繋がると思います。



下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。

「課題の分離」
子どもが問題解決の糸口に気付けるように、離れて勇気づけをする

「アドラー心理学の共同体感覚」
人間関係のゴールがここにある




【小さな実践】
自分と他者の課題の境界線を明確にすることを徹底して意識付ける


 

この記事を書いたプロ

小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

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