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小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

人間関係がこじれるのは自分の会話のクセを知らないから

2019年3月11日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:マインドセットの書き換え

コラムカテゴリ:スクール・習い事

寒いとカラダが外に出たがりません。かと言って暑くて大汗をかいた後は人と会うのも気を使います。

ところで、人と会いたくない! 話したくない! その場の雰囲気や体調によって、いつもなら自然にできるコミュニケーションが何かぎこちなくて、できれば話しかけられたくない居場所を探す。 なんてことありませんか?

その点、SNSはリアルなコミュニケーションと違って、一定の距離感があるので楽に感じる時があります。私たちが、日常で家族や友だち、仕事関係の人とコミュニケーションをとる際、言葉というのは絶大な影響力をもっています。

アイデンティティ

話し方のクセ


それぞれ個性があり、話し方にもクセがあります。 例えば、あなたの知人の中に、「それは無理」、「それは難しい」、「いや」、「でも」「だけど」などの言葉を連発する人はいませんか?

親しい人なら気になりませんが、初対面や苦手な相手と話している時にこれを言われると、相手に悪気がなくても、自分の言葉を全否定されている感じがします。

あなたが自分の話し方のクセを知る上で、私が実践していることをお伝えします。自分の講座やスピーチを録音して後で聴くという単純作業がオススメ。

ここで意識するのは、

・話を繋ぐ接続詞
・間のとり方
・声の強弱
・スピード

などを意識して拾い出してみて下さい。意識すると面白いくらいクセが解ります。ただ、相手が不快に感じるクセ以外は改める必要はありません。なぜなら、それはあなたの個性だからです。


話を戻すと、私たちの話し方のクセは色々です。

・やたら話し声が大きい或いは、小さい
・話すテンポが早すぎて何を言っているのか分からない
・人の話しを聴かず、自分のことばかり話す
・何かといえば言い訳をする
・愚痴ばかりでネガティブな言葉が多い

このような話し方のクセは、自分では分かりにくいもの。私も話すのが好きなので、ちょっと油断すると相手と会話のキャッチボールにならないことがあります。

このような話し方クセは、思考のクセが根っこになっています。「思考のクセ」は以前にお伝えしたマインドセットのこと。

幼い頃からの生活環境、習慣、知識、影響を受けている人物によって、培われた概念や思い込み、価値基準、人生観などがマインドセットによって、マインドセット→思考のクセ→話し方のクセという流れができます。

つまり、思考のクセの中の1つが話し方のクセなので、根っこの思考のクセを修正すると話し方のクセも変わってきます。

クセの修正法


思考のクセを修正する方法は、まず、家族や親しい友人、恋人などの身近な人に、相手に不快な思いをさせる話し方のクセを見つけてもらうことから始めてみて下さい。

もし自分が否定語やネガティブな言葉を頻繁に使うようなら、使ったその場で指摘してもらって、その言葉が出た理由(どうしてそう思うのか)を、相手に掘り下げて聴いてもらうように決めておいて下さい。できれば家族がいいですね。

自分で理由を掘り下げて探しているうちに、クセが出るトリガー(引き金)が見つかります。それが自分の思考のクセの一部なので、そのクセが出る度に面倒でも、意識して肯定語に修正して話すようにして下さい。

自分の耳から入った言葉は、直接、脳に届いて思考や行動に反映されます。私も自分のことばかり話すクセが出そうになったら、頭の中にスイッチがあるのをイメージして、それを相手に切り替えます。

言葉は右脳と左脳を使うので、左脳で理屈は解っていても、右脳も使って可視化する方がより効果的です。



【小さな実践】
頭の中の切り替えスイッチを、他のことにも応用できないか書き出してみる



 

この記事を書いたプロ

小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

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