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小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

勝手に期待されるSNS

2017年12月27日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:関係性コンディショニング

コラムカテゴリ:スクール・習い事

Facebookに
こんなメッセージが届きました。

あなたに何度もメッセージしているのに
何の返事もないですね。
どうしてでしょうか?
あなたがいつも投稿している内容の
お人柄とは随分、違った印象なので
悲しくなりました。



Apple


相手とは面識はありませんが、
Facebookでは友だちになっています。
極端な例ですが、これも期待値のずれ。

私がFacebook上で
友だちになる時の期待は
「互いに楽しく会話できたらいいな」
ですが、

今回の相手の期待は、
「投稿で見る限りは話しやすそうだし
プライベートメッセージでもっと深く話したい、
きっとそれに答えてくれる人だろう」
という期待値のずれ。

もちろん、相手と話していないので、
相手の期待値は、私の想像で、
これも1つの思い込み。

SNSでは、
自分のあずかり知らないところで
不特定多数の見えない相手から
いわれもない期待をかけられます。

その期待に答えなければ、
相手は私に裏切られた気持ちになり、
それが怒りになる場合があります。

街を歩いていても
電車の中でも不特定多数の人たちに
勝手に期待をかけられます。

時には、
それぞれの思い込みで作った
期待にそぐわなければ、
まるで異物でも見るような目で
観察されています。

これがアンガーマネジメントとで言う
「べき」で、相手が自分とは違うべきで
行動していたらイラッとくる。
※「べき」とは、◯◯するべき、
◯◯してはならないと言うコアービリーフ

夫婦や親子も、双方の期待値の
バランスを取りながら生活しています。

家族なら多少のズレは、
話し合いですり合わせできますが、
他人は気遣いや我慢を強いられます。

これまでの話で、
人間関係の問題は「期待値のずれ」に
よって起こることが解って頂けたと思います。


すり合わせについては、
前投稿の「揺れるアンテナ」を合わせて
読んで頂くと、より解りやすいと思います。




【小さな実践】
日常の中で、自分が他者に
どのような期待値を持っているかを俯瞰すると
自分自身のできないことや価値観が観えてくる



 

この記事を書いたプロ

小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

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