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コラム
対症療法ではステキに怒れない
2017年12月28日 公開 / 2020年10月25日更新
今日はアンガーマネジメントの話。
怒りという感情の
特徴の1つとして「増幅」があります。
一度、言葉に出して
怒りをぶちまけてしまうと
今怒っている原因の出来事どころか、
それに関連する過去の出来事まで
引っ張り出して増幅させます。
なので一度、怒りに火がつくと
止めるのは容易ではありません。
アンガーマネジメントに
「6秒」というテクニックがあります。
怒りがピークに達する6秒(秒数は諸説ある)
の間に意識を他に向ける。
しかし、この意味は、
6秒待てばピークに達しないから
怒らないですむと言うことではありません。
6秒待っても
怒る時には怒るし、我慢することで
怒りが増幅されることだってあります。
ただ6秒の間に出来るとすれば、
感情に支配された切っ先の鋭い言葉を、
一瞬止めることくらいで、
相手を傷つけるような言葉を
一瞬でも飲み込むことができれば、
怒った後でも、双方が、
修復しやすい関係を残せます。
アンガーマネジメントの6秒ルールは、
イラッとくる程度の感情を抑えるには
効果的かもしれませんが、
頭に血が上るくらい
ハイパワーな怒りは6秒では
止めることはできません。
激しい怒りの対症療法は、
実際に怒りを相手にぶつけて
和らげるしかありません。
しかし、それをやってしまうと
相手を傷つけると同時に自分自身も
後悔するでしょう。
ではどうするか、
時間はかかっても、
激しい怒りにならないように
あなたの脳の怒るプログラムを
少しずつ変えていくしかありません。
同じ出来事でも
相手によって怒りのパワーは違います。
怒りの根本を断つには、
怒りの仕組みを熟知したコーチの
コーチングで、あなたの怒りの根っこを
平常心を保つプログラムに
書き換えるのが一番、効果的です。
対症療法では、根っこにある
怒りプログラムは変えれません。
【小さな実践】
あなたの怒る要素を(価値観・期待値)
全て書き出し、どの程度なら怒らず平常心を
保てるのか分析してみる
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