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小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

今もブルーマンデーはある

2017年12月26日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:関係性コンディショニング

コラムカテゴリ:スクール・習い事

あなたは部屋から一歩も出たくない!
なんて思ったことなかったですか?

私は小学生の頃、
日曜の夕方になると憂鬱になって
月曜、学校に行きたくないので
お袋には日曜の晩から
頭が痛いと病気のふりをしてました。

小学3年〜4年まで
上級生に片親だということで
いじめにあっていたのが原因です。

会社に勤めていた頃もありました。
月曜は仮病をつかって休もう
まてよ、病欠はこの間つかったので
今度は親戚の叔父が倒れたことにしよう。

日曜の夜から計画を立て
月曜日に休む心の準備は整え、
後は会社に電話した時、いかに
緊急性を演技するかだけ。

すると嘘のように
日曜の夜が楽しくなるんです(笑)
でもね、月曜の夜には
もっと憂鬱になりますからね。



あおり



30~50代のビジネスパーソンに、
「日曜の夜や月曜の朝、仕事のことを考えて
憂鬱になることがあるか?」の問いに
40%があると答えるそうです。

原因は色々あるものの、
やはり人間関係の問題を抱えている
人が多いのではないでしょうか。

ちょっとしたことで
相手と気まずい関係になる、
その発端はほんの些細なこと。

徐々に双方の関係性が崩壊し始め、
やがて相手の顔を見るのも嫌になり
会社に行くことがストレスになります。

関係性が悪くなる原因は何か

年齢や生い立ちの違い?
価値観、位置関係、世界観の違い?
これらもあるかもしれませんが
根本的な原因というと、

それは「双方の期待値のずれ」

双方が期待値を満たしていたら
まず不満を感じることはありません。

相手に、
こうしてくれたら良いのに、
こう言ってくれるだろう、
こんなに思っているに違いない、
こんなことは常識だろう、
これは当た前のことだよね、

このような期待を私達は、
無意識に相手に対して抱いていて、
相手がこの期待に答えなかった時に
期待値のずれが起こります。

これをアンガーマネジメントとでは
双方のべきの違いと言っています。

三重丸の図をイメージして下さい。

中心の①の輪のエリアは、
双方の「べき」が同じならOK
②の輪のエリアは、
少し違うけど許容できる、これもOK
外側の③の輪のエリアは、
まったく違うからNG。

つまり①②のエリアまでは許容範囲、
外側の③のエリアが期待値のずれになります。

では期待値がずれた相手とは
仲良くできないのかと言うと
そうではありません。

そこで使う秘密兵器が
双方の「すり合わせ」です。

すり合わせとは
双方の尖った部分をすり合わせて
滑らかにしていくこと。

つまり、
③のエリアに入っている「べき」を
ここまでなら許るされる範囲の
②のエリアに入れてあげること。

これは自分だけ行うことではなく、
双方が腹を割って話し合って行うこと。


どんな嫌な相手でも、
最終的には腹を割って話すしか
解決の道は開けませんからね。




【小さな実践】
感情で話すと感情で返ってくることを理解し、
本当はどうしたいのか、どうなりたいのか
という気持ちを相手に伝えてみる



 

この記事を書いたプロ

小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

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