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小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

茹でガエルの法則

2016年12月1日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:ビジネスに応用する脳科学

コラムカテゴリ:スクール・習い事

最近、ネットで買うものが多くなり、
買った後に後悔しないように
自分に言い訳をしています。

「これは仕事で使うもの・・」
とかね(笑)


衝動買いをした際、
無理に買わなければいけない理由を作り
正当化して自分を慰めませんか?

この時の正当化は、
自分の存在を一定に保つことで、
自己崩壊をしないようにし、
自己を維持する「恒常性維持」の
本能の一部だそうです。

※恒常性維持とは、病気の原因となる
ウイルスや細菌が感染したり、
癌細胞が発生し多少増殖をしても、
常に体の環境を快適で一定した状態を
維持する機構が備わり、生体環境を
正常な状態に保とうとする。
これを生体の恒常性の維持機構という。
(専門書から引用)

この恒常性維持機能は、
生存本能なので思考や行動にも
影響を及ぼします。


例えば、
決めたことを継続できない三日坊主や、
新しいことへの変化を怖がるのも
恒常性維持機能が働いています。

頭では変わろうと思っても生体機能が
「変わらないよ」と抵抗しているんですね。

このように人の思考や行動には、
必ず何らかの心理的な理由があります。

このような屈強の恒常性維持の本能も
実は騙すことができるんです。


「茹でガエル」の話をご存知でしょうか?
ビジネス関係のセミナーで出る例え話です。

水をはった鍋の中にカエルが泳いでいます。
鍋に火を入れると徐々に水温が上がり
お湯になっていくことに気付かず泳いでいた
カエルがいつの間にか茹でられる 。
という話し。


習慣の改善は、
「茹でガエルの法則」を応用しています。

習慣を刷り込むには、
一度に大きな変化をさせずに、
少しずつ変化させるという方法。


セミナールーム


あなたがセミナーや講座で
1日に多くの学びがあったとしても、
その日に何もせずに眠ると翌日には
30%程度しか覚えていません。

では、どうするか

できればその日のうちに
誰かにアウトプットすること。

加えて、すぐに実践できそうなことや
近い将来、役立つことをノートに整理し
行動できるように準備します。

その中で翌日から実践できることを
1つだけ選び、ハードルが低い状態でスタート。
これなら三日坊主になりません。


恒常性維持機能も、
少しずつ変化させれば抵抗を受けずに
継続が可能なので、

継続したいことは、
ハードルを下げて小さく実践してみて下さい。



 

この記事を書いたプロ

小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

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