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小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

制限の良し悪し

2018年3月18日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:ビジネスに応用する脳科学

コラムカテゴリ:スクール・習い事

昨日、パートナーと、
私がブログを書く時間に制限を
設けている話をしました。

どういうことかと言うと、
私は、ブログやメルマガを書く時間を
60分以上かけないようにしてます。

もちろん、最初から60分で
書けていたわけではなく、
毎日、続けているうちに
書けるようになっただけのこと。

しかし、30分考え抜いても
内容が薄いものしか書けない
ことだってあります。

そんな時は、無理をせずに
環境を変え頭を冷やしてから、
残り30分で仕上げるようにしてます。

そもそも、何でブログを書くのに
時間を制限しなきゃいけないのか
という話ですけどね。

よくよく考えると、
入試や資格試験だって
制限時間がありますよね。



成功



私が建築士の資格を
取得する時の話。

建築士の資格試験は、
学科が受かっても後に製図の
試験が控えています。

製図の試験は、
決められたテーマと条件で、
建築基準法に抵触しないよう
制限時間内で完成させるというもの。

私の場合、製図試験が
苦手だったから大変でした。

通常なら簡単に描ける図面でも
時間が迫ってくると手が震えて
文字すら書けなくなります。

製図試験は、
決められたテーマと条件で
建築基準法に則ったラフ案を仕上げる。

なのでラフ案ができると
製図の80%が完成です(^o^)

この製図試験を
ひとつの事例として話すと


昨日、お伝えした
セルフ1とセルフ2の関係を
思い出してみて下さい。

自分には、
2人の自分と自身がいて、
セルフ1(自分)は物事をジャッジし、
セルフ2(自身)は無意識化の行動
この仮説を基に考えてみます。

セルフ1は、
製図のテーマや条件を見て、
良い悪い、得手不得手などの
自分の過去のリソースを
基準にしてジャッジします。

ここで時間に余裕があると、
完全な製図を完成させたいという
セルフ1の思考が働くので、
ああでもないこうでもないという
負のループに巻き込まれます。

一方、制限時間を設けられると、
セルフ1に妨害されることなく
与えられた現実を受け入れて
集中できるので、容易に
セルフ2の領域に入れます。

セルフ2は、
試験までに様々なテーマと
条件で何度も模擬試験をこなし、
セルフ2に刷り込んでいるので
安心して任せておけばOK。


ブログも同じで、
毎日継続して書いていると
セルフ1に惑わされることなく
アウトプットすることに慣れます。

制限時間を設けているので、
セルフ2が、リソースの絞り込みや
つなぎ込みを自動でしてくれます

こうした、
セルフ1とセルフ2の考え方は、
あるがままに事実を受け入れ
現状を五感で感じながら
セルフ2に行動を促す。

一見、難しそうですが、
一歩下がって物事を観察し、
あなたが感じるままに行動する。

そして結果を事実として受け入れ、
良い悪いをジャッジしないという
簡単な思考習慣なので、
理解すると行動が楽になります



【小さな実践】
あなたが行動したいことを、まずやってみる
その結果を事実として受け入れた後に
次の行動を具体的にイメージしてみる
それを何度も繰り返しているうちに、
どのような変化が現れるかを感じる



 

この記事を書いたプロ

小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

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