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コラム
たぶん、べらぼうな価格だったコンピュータ―「OA化?」コンピュータ導入黎明期を振り返って改めて考える―Ⅲ
2019年3月15日
[会計事務所へのコンピュータ導入は当初革命的なこと]
入力業務のみ中心の事務所があることに驚いた新入社員からの情報。
彼が前の事務所で行なっていたのは、お客さんの経理資料をお預かりして事務所でコンピュータに入力、試算表を作成して(打ち出して)差し上げること。
いわゆる記帳代行業務だったことになります。
私の事務所を含めて、長い間このやり方で会計事務所はその存在感を示してきました。
といっても、このやり方を変え始めてもうずいぶん経ちます。
昔はこれをすべて手書きでやっていたのです。
その頃の会計事務所は、もっと存在感があったに違いないと思います。
何故なら算盤(そろばん)と鉛筆だけで、貸借対照表や損益計算書といったややこしそうな試算表(いわゆる会計データ)が出来上がっていく訳だから、それは傍目には優れた職人技のように見えたのではないでしょうか。
そこへ、会計事務所へのパソコン(オフコン(オフィスコンピュータ)という言い方もしていた)導入という時代がきたのです。
これは業界にとって、画期的な出来事であったはずです。
ただそれでも、我々小規模の会計業界のOA化は、半分進んだだけ、といっていいのではないかと思います。
この、会計事務所へのコンピュータ導入は当初革命的だっただろうと推察されます。
その頃はたぶん、べらぼうな価格だったはずだからです。
それでも数字処理との相性が極めて優れているコンピュータは、我々にとって、なくてはならない存在となりました。
まあ、当たり前といえば当たり前の流れですが・・・
つづく
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