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コラム
巷でよく見る、姿勢チェック法について。
2022年8月15日 公開 / 2023年4月16日更新
こんにちは、
姿勢トレーナーの八巻です。
今回は、
姿勢のチェックの時によくやる、
壁に背中をつける方法について私が思うことをお話しします。
あのチェックは本当に有効な方法なのか?
気になるところですね。
壁に背中をつけてやる姿勢チェックの方法、有効?
よくテレビや本でみかける、
お気軽な姿勢チェックの方法として、
背中を壁につける方法があります。
後ろにある壁に頭や背中・お尻・かかとをつけて、
その体を横から見たときに、
くるぶし・大転子(股関節)・肩(肩峰)・耳が一直線に並ぶといいですよ的な感じです。
ここからは、私が思うところですが、
この姿勢について、確かに姿勢が整って立てれば、
くるぶし→耳まで上記のように直線上に並ぶようになります。
ただ、この4点が並んでいればそれでいい訳ではなく、
これは骨格が正しく積まれ、その結果並ぶ事が重要です。
壁に頭や背中をつけてチェックし、
その場で頭や背中をつける姿勢を強制するやり方では、
帳尻あわせの方法になりがちで、私はおすすめしません。
見た目だけそれらしく変える姿勢では、意味が無い。
無理やり頭や背中・かかとを壁につけると、
苦しいと感じる人もいるのではないでしょうか?
その人にとって、その姿勢を仮にとったところで、
態勢がきつく感じるのであれば、
それはいい姿勢にはなっていないと言っていいでしょう。
これが4点あわせの姿勢チェックがあまり重要でないという理由です。
4点の位置がまっすぐに並ばなくなったのは、
カラダの各部が前や後ろなどにずれた姿勢になってしまっている事が原因です。
ずれた姿勢になるのは、ほとんどが立位や座位でいることにより、
重力によって体が上下方向につぶれていることが原因です。
なので、ほとんどの人の姿勢改善には、
カラダを上下方向にストレッチするという行程が必要だと、私は考えています。
人によって、その中でもつぶれているところ・縮んでいるところが違うので、
そこを見つけてただしく伸ばして戻せるようにしていく必要があります。
そういう行程を経て、正しく骨格・身体を積み上げていった結果、
4点が直線に並べば、いいという事ですね。
物事というのは、
結果だけそれっぽく出来ていればいいというものではなく、
その過程がそれ以上に大切ともいいますが、
姿勢づくりもまさにそんなところですね。
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