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八巻稔秀

独自のエクササイズで骨格を本来の形に整えるスポーツトレーナー

八巻稔秀(やまきとしひで) / スポーツトレーナー

TYカラダ調整セラピー

コラム

ランニング 走力を大きくUpする為に、体の正しい機能を知ろう!①

2019年8月1日 公開 / 2019年11月9日更新

テーマ:トレーニング・エクササイズの”実は”

コラムカテゴリ:スクール・習い事

いい姿勢をとる時、
背すじをピシッとしたり肩甲骨を寄せたりすると、
かえって本来の骨格が崩れる事になるよというお話をしました。
走る時も同様というお話でした。
走る時は背中をリラックス!


今回は背すじをピシッとしながら走ることによる
もう一つのデメリットのお話です。



体幹が固まり、背骨の運動が制限される。



最近、何かと「体幹」というワードが頻出しています。
体幹の筋肉を固めて鍛える事が姿勢の維持につながるという考え方もあります。


確かに、真っすぐ立ってその場に留まる事が目的ならば、
そのトレーニングは有効なのですが、
これをランニングで使うとなると、
必ずしも有効とも言えないのです。



確かに、正しい姿勢をつくる事は大切ですが、
筋肉を鍛えると言うよりは、
体に正しい位置を覚えさせる位の感覚でOKです。

正しい位置にするために出来ない動作をトレーニングして、
筋肉のバランスを整える位でOKです。



問題なのは体幹を固めるトレーニングをする事によって、
背骨が柔らかく動かなくなってしまう事なのです。


みなさん、走る時(歩く時もそうですが)は、
使うのは脚だけですか?


腕も振る?



いえ、それだけでなく、
体幹も使うのです!



脚が後に振り出される時、
腕は前に振り出されますが、この時体幹は?


ランニングフォーム





クライアントさんのフォーム
(陸上競技経験者)






背骨からたわんで、脚が大きく後へ振り出されているのがわかるでしょうか?
こんな風に全身を使って進むのですが、
体幹を固めるとこの背骨のたわみが無くなり、
結果腕脚だけの走りになり、推進力が低下します。

腕脚だけで走るので、当然疲れを感じるのが早くなるわけです。
脚は後ろへスイングされにくくなるので、
太もも裏側の筋肉もあまり使われません。



骨格を整えるために、筋肉を鍛えることを優先すると、
姿勢が良くてもしなやかが失われた走りになってしまいます。





体幹トレーニングをして体幹を固めると、
背骨の本来の動きが損なわれて、かえって足が遅くなることもあります。
背骨が前後左右にしなる動きが、腕⇔脚の動作に連動性を与えるので、
背骨のしなりはとても大切なのです。


他にも、背骨の動作で必要な動きとして、
「ツイスト」動作があります。
これは、背骨を胸部で回旋させる事により、
腕振り動作の基になる動作です。
ランはもちろん、ウォークでも使います。

それについて次回お話します。

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