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福味健治

建築主の思いを形にする注文住宅の専門家

福味健治(ふくみけんじ) / 一級建築士

岡田一級建築士事務所

コラム

60歳以降の家造り

2012年2月4日

テーマ:【賢い家造り】

コラムカテゴリ:住宅・建物

コラムキーワード: 退職 手続き退職金制度 導入

60歳以上になって、建替え新築を考える方が増えています。子育てが終わり、ご夫婦揃ってご自分たちだけの、家を造って余生を送りたいと考える背景があります。
また、昭和40~50年代に造った家が耐用年数に近づいて来て、本人の寿命より家の寿命が先に来たと云った事情もあるようです。
でも先立つものはどうしているのでしょうか?退職金は老後の蓄えとして残しておきたいと考えるのが普通かと思います。退職金を取り崩さず家を建替え出来る方法があるのでしょうか?

ご夫婦がそろって60歳以上であれば、高齢者住宅財団と住宅金融支援機構が共同でリフォーム融資(高齢者向け返済特例制度)を行っています。
名称はリフォーム融資ですが、建替え新築に限り新築工事にもご利用できます。融資限度額は1000万円で元金の返済が据え置かれます。ご夫婦のどちらか一人でもご存命の間は、利子分のみ返済すれば良く、ご夫婦共お亡くなりになってから元金は土地の売却で補填するものです。事前にヒアリングがあり、土地の担保能力がどの程度あるか査定してからの申し込みになりますので、相続人に迷惑の掛かることはまずありません。
利率は世間相場よりやや高く3%前後です。1000万円の融資を受けますと月々3万円弱になろうかと思います。
http://www.jin.ne.jp/oado/afresh.html

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