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コラム
先延ばしの衝動スイッチを入れるな
2019年10月18日 公開 / 2020年10月25日更新
前に「先延ばしの方程式は◯◯」の記事をアップしました。今回はそのおまけで衝動性の与える影響について。
これは覚えなくて良いことですが、衝動性を脳科学的に言うと辺縁系(へんえんけい)と前頭前野の戦いです。
※辺縁系とは、脳の中心部にある、情動、意欲、記憶や自律神経の活動に関与している複数の構造体の総称。
前頭前野が計画したことをくつがえし、目の前の欲求を優先させるのが辺縁系です。
今回は、辺縁系の短期で瞬間的な衝動より、前頭前野の長期的な決断を優先させる方法を探します。
ゴールに向けてルーチンを設定をした時、どうしても衝動性のスイッチが入り、やるべきことが二の次になってダラダラと先延ばしをしてします。
例えば、下記のような衝動性のスイッチを抑えるにはどのような手段があるでしょうか。
1.二度寝をする
2.無意識にスマホチェックをする
3.帰宅してすぐテレビをつける
衝動性のスイッチを抑えるには3つの手段があります。少し極端ですが、上記の例を使って行なってみましょう。
①欲求への衝動を断つ(意志力を強くする)
・隠す →「スマホのお知らせをオフにする」
・捨てる →「テレビを処分する」
・困難な状態にする →「目覚ましを遠くに置く」
②簡単なことからやる
ゴールまでの距離が長く、ゴールの絞り込みができていない時に意志力が弱まるので、とりあえずルーチンの最初にできる簡単なことだけを行なう。
1.二度寝をする → 起きてカーテンを開ける
2.無意識にスマホチェックをする → スマホを見る回数を決める
3.帰宅してすぐテレビをつける → 帰宅してすぐ散歩に出る
ゴールまでを細分化し短期的に行なうには、最初にできる簡単なことから手につける。
③不快なイメージを植え付ける
衝動性のスイッチに対して不快なイメージを植え付ける
1.二度寝をする → 遅刻し焦って交通事故に合う
2.無意識にスマホチェックをする → スマホ依存症で鬱になる
3.帰宅してすぐテレビをつける → 集中力がなくなり失敗する
これらの3つの手段の中で、あなたがやりやすい方法で行なってみて下さい。
参考になれば幸いです。
下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。
◇「モチベーション(やる気)にとらわれるより意志力を鍛える」
モチベーションは対処療法に過ぎない
◇「習慣化できるコツは1つだけ」
習慣化は行動をパターン化するだけ
【小さな実践】
ゴールできなかった時、どのような衝動性のスイッチが働いたかをすべて書き出し、簡単にできそうなことから今回の3つの手段のどれかを使ってやってみる
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