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小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

あなたの会話は省略されてる

2017年12月11日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:関係性コンディショニング

コラムカテゴリ:スクール・習い事

歳を取ると、やたら
「あれ」や「それ」が増えます。

気心の知れた人同士なら
前後の話しから推測できるけど、
関係性が薄いとこれは困ります。
と言っている
私自身もあれそれタイプです(笑)

と言うことで、
今日はコミュニケーションで
双方が伝えたい言葉を、
相手が理解できるかどうかという話。



セッション



少し専門的な話しですが、
あなたが相手と会話していたとすると、
相手の言葉を、あなたの脳は無意識に、
省略・歪曲・一般化し、
あなたが都合良く理解します。

この流れが一般的な
コミュニケーションです。

上記の3つの中で、
「省略」は関係が深まるほど、
あれ、あの、こんな、あんな、あの人
と省略言葉のオンパレード。


コーチングしている時、
クライアントさんから出る言葉で

「私、不安なんです」
 
この言葉には、
省略された情報があります。

何について不安なのか
誰に対して不安なのか
いつどんな時に不安になるのか

「私、口下手なんです」

誰と比べて口下手か
どんな時に口下手と思うのか
口下手で困ったことがあるのか

こんな時、コーチは、
クライアントさんに質問して
省略された情報を引出します。

ただね、
信頼関係ができている相手なら
問題ありませんが、相手と関係性が
悪かったとしたらどうでしょう。

あまり会話したくないので
双方が省略した部分を、
自分に都合で解釈した思い込みの
負のループが始まります。

これがミスコミュニケーションを
起こす原因です。

すべて省略が原因ではありませんが、
こうなると悪化の道を辿るばかり。

この話は長くなるので、次の機会で
「歪曲」と「一般化」について話した後に、
どうすればミスコミュニケーションが
起こりにくくなるかをお伝えします。



【小さな実践】
普段の会話で相手の省略部分にフォーカスし
それを引き出すような質問をしてみる



 

この記事を書いたプロ

小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

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