生き延びるために培ってきた力のまとまりをパーソナリティとよびます。

2020年6月9日公開 / 2021年2月19日更新

テーマ：アダルト・チルドレンという生きる力

コラムカテゴリ：メンタル・カウンセリング

コラムキーワード：子育て悩み相談、メンタルヘルス　対策

アダルト・チルドレン（以下：AC）に関連する情報には誤解や偏見を招くものが少なくなく、（例えば、大人になりきれない人、治らない病気や障害などの偏見やレッテル、また、結婚できるのか、上司に知られると評価が下がるなども）それらと一線を引くように、ACの専門家として臨床的な視点から、読者に有益な、例えば、仕事や生活への支障への予防や対処方法、ACの力や才能などを執筆していきたいと思っています。

過酷な幼少時代、養育環境にそだった人々は、生き延びるためにさまざまな心身の防衛機構を無意識に使い発達させます。それがなければ個体として生き延びることが難しいのです。

過酷な幼少時代、養育環境には、目に見えない関係性が含まれます。
例えば、過干渉、無関心、放棄、主体の搾取、誤用など。
言語がともなっていることもあれば、非言語のものも多いです。

生き延びるために培ってきた力のまとまりを、パーソナリティとよびます。
ほんとうの自分自身を封印して生きてきた思考や行動、感情の持ち方の傾向です。

しかしながら、思春期以降、本当の自分自分がわきあがってきます。
親密な関係性を創るためですね。

なので、いままで自分を守るために培ってきたパーソナリティの力が必要なくなるのです。

この時期に、人間関係、仕事関係、心身にさまざまな悩み、課題、トラブルとして浮上してくることがあります。

つづく！