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八巻稔秀

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八巻稔秀(やまきとしひで) / スポーツトレーナー

TYカラダ調整セラピー

コラム

スキー 重心が後ろに行ってしまう人が、目を向けるべきところ その2

2019年10月3日 公開 / 2023年6月8日更新

テーマ:40~70代のための、スキー上達テクニック

コラムカテゴリ:スクール・習い事

こんにちは。

今回はスキーのシーズン前にチェックしておくべき
スキー上達に必要なカラダの姿勢・機能のお話です。

特に”骨盤が後傾している”
”かかと重心になりやすい””お尻が落ちやすい”と
よく言われるスキーヤーの方に参考にしていただきたい記事です。

一回目の記事では
股関節の曲げについてでしたが、

今回はこの逆の「股関節の伸ばし」についてです。



スキーに一番必要な能力とは、”立つ”力



股関節を伸ばす(伸展と言います)動作は、
普段は歩く時・立ち上がる時や跳び上がる時に使う動作です。


この動作は、スキーやその他のスポーツでも必ず使う動作です。
スキーの場合どうして重要かと言うと、
ターンの時にしっかり荷重をかけるため、雪面を押すためや、
それ以前のスタート時、脚の上に骨盤を載せるために欠かせない動きだからです。



この動作によって、骨盤の位置が最適な位置へ載るのです。




今日は、ももの前のストレッチをして、
ももの前の柔軟性をチェックしてみましょう。


太もも・脚の付け根の柔軟性で、骨盤の位置がわかる



画像のように、
うつ伏せになります。

骨盤調整 ストレッチ


そして、片足の足首(もしくは両足一度に)をつかみます。




ここでチェック!

この姿勢をとった時、
脚のつけ根(そけい部)が床からどの位離れているかで、
太ももの柔軟性・競技時の体の位置が推測出来ます。




脚のつけ根に大きなすき間が出来てしまった人・・


この人は、スキーのポジションをとった時、
こんな骨格のバランスをしていると考えればいいでしょう。

骨格 姿勢 崩れ




いわゆる「腰反り」の姿勢です。



本質的には、骨盤は足に対して後に載っているのですが、
腰を反る事で上半身の重心を前にしてバランスをとっているタイプです。



元々こういう姿勢の人が、
腰が後のまま、
腰を反って姿勢をつくると、こうなります。
(赤で斜線を引いた部分が、骨盤です)


骨盤前傾を意識して滑っているほとんどのスキーヤーは
この「なんちゃって前傾」をして滑っています。
(「出っ尻」になってしまっているという事です!)

骨盤(重心の中心)は実は最初と変わっていません。

スキー 滑走姿勢 悪い例

(骨格で絵を描くと、こんなイメージです。
右の姿勢から、胸をただ張ってしまうと、左のように大体なってしまいます。)


骨盤の位置を最適化するには、
1.上半身を上へ引き伸ばしながら、
2.骨盤を「前へ」移動させる

上の「なんちゃって前傾」のブロックだと、
骨盤は後にまだありますから、
出っ尻になっているお尻をもっと前に押し込む必要があるのです。


理想のイメージは、腰では無く、骨盤をもっと前にずらして
このように上半身を積み上げるイメージです。

スキー 滑走姿勢 いい例



今回ご紹介する股関節のストレッチは、
股関節を伸ばすことで骨盤をより前へ押し込む効果が得られます。
ここが硬いと、前へ押し込めず、
重心が後に残ってしまい、
腰を反ってその上を前へ出してごまかさなくてはならないのです。




では改めて、この動作を使って、
ストレッチを。


骨盤調整 ストレッチ




足首をつかんだら、脚のつけ根を床にピタっとくっつけるようにしましょう。
付かない!という人は、近づけるだけでOKです。

それでよりももの前のストレッチ感が強くなればOKです。

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