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コラム
よくわかる、肩こり発生のメカニズム その2
2019年7月21日
なぜ肩こりが起こるのか?
1.首周りの筋肉が緊張しているから
2.肩甲骨周りの筋肉が緊張しているから
3.背骨や胸郭が固まってしまっているから
前回は1つ目をご紹介しましたが
今回は2つ目の
・肩甲骨周りの筋肉が緊張するから
について。
姿勢を”良くする”ために、肩甲骨を寄せると・・・
いろいろな人の体をみていると、
こういう姿勢の場合大体ここが凝っているというような、
ある程度傾向があるのですが、
凝りやすい場所の中に、肩甲骨の上があります。
割と外側の、骨を感じやすいところで、
筋肉で言うと、棘下筋や小円筋といった
肩回りのインナーマッスルが凝っていて、
そこを押すと痛いor痛気持ちいいという答えが返ってきます。
このあたりが凝っている方にも共通した特徴があります。
やはり、胸郭の前側が縮こまっている人が凝っています。
しかし、縮こまったままの姿勢ではあまり肩甲骨のあたりは凝りません。
ここで多くの人は、肩(腕)を後に引いて姿勢をとろうとします。
肩甲骨を寄せなさいという姿勢を推奨する指導者が多い影響もあるでしょう。
しかし、この動作がかえって肩甲骨周りを、緊張させてしまうのです。
右の姿勢を左にしようとする事で、
上腕を後ろへ引く動作をします。
その動作が継続されることによって、
肩の後ろ側(すなわち肩甲骨周り)を
緊張させてしまいます。
肩甲骨を寄せて姿勢をつくろうとすると、
背中を常に緊張させる事になるのです。
これはお尻なんかでも同じです。
お尻を引き締めるために、常にお尻を締めるようにしているのも
お尻が緊張し、やがてこりの原因になります。
ずっと緊張させていれば確かに筋肉は使われ代謝は上がりますが、
半面力が常に入るようになってしまい、
凝りや痛みへと変化していきます。
それも嫌ですよね?
前回の頭を胸郭の上に載せる動作同様、
「胸郭が後下方に落ちた事」が姿勢崩れの原因ですので、
肩を後ろに引くのでは無く、胸郭を前上方へ引き上げる事が
必要です。
こうする事で、肩甲骨周りを緊張させる事なく姿勢をよくする事が出来るわけです。
「肩甲骨を寄せる」という動作は、
姿勢を「正しく」する事にはつながりません。
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