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小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

怒りの連鎖は家庭から社会へ

2019年11月4日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:怒りのエモーションコンディショニング

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

コラムキーワード: 社会 勉強法

私は、物心ついてこの年齢まで「怒り」で失敗したことは数しれずあります。幸い犯罪になるような失敗がなかったので、他者に大きな不幸を与えることなく生きてこれましたが、自分の怒りに危機感を覚える人は大勢います。

エモーション

怒りに危機感を感じている人は子育てや介護をしている方に多く、親子とはいえ、他人の人生に大きく関わって影響を及ぼしているのは母親です。子どもが人生の最初に「怒り」の感情を覚える場所と相手は家庭であり家族です。

家庭はプチ社会


「良き家庭は良き社会を創る」というのは、私の個人理念です。「家庭」は、住環境、、自己啓発、子育て、夫婦関係、人間関係、生活習慣、介護など、様々な課題や問題を含んでいるプチ社会です。

その中でも「怒り」の感情は、ほとんどの課題や問題の中に含まれて大きく影響を及ぼし、「怒り」の感情をある程度コントロールできるようになると、ほとんどの人間関係の悩みは軽減します。

怒りの講座を開講した際、「私は怒りの感情はほとんどありません」と言う参加者もいましたが、それは怒りの感情を無意識にコントロールしているだけで、怒りの感情がない人はいません。

どんな人でも「怒り」のトリガーになったり、ストレスと感じる状態は次のような時です。

・自信がない(嫉妬)
・体調が悪い(痛み・病気)
・環境が悪い(暑さ・不衛生・狭い・騒音)
・余裕がない(焦り)
・予想外の事が起きた(後悔)

これらに共通しているのは、これらは毎日、日常的に起こっていること。怒りを感じない人は、慣れと無意識的に考え方を変えている、つまり、無意識レベルで出来事をリフレーミングしているのです。

そして最大の共通点があります。これら全てが、動物の本能である「危険回避行動」ということです。

ただ、怒るのは防衛本能として自然なことですが、いつもイライラしたり怒っていると、自立神経のアクティブモードを司る交感神経とメンテンスモードを司る副交感神経のバランスが崩れて、交感神経に偏るとゆるやかに次のような症状が出てきます。

・動脈硬化
・腸内循環の乱れ
・免疫力の低下
・老化促進
・慢性疲労

このように身体に影響を及ぼす怒りは、「怒りにくくする」か「怒りを早く鎮める」ことでコントロールするしかありません。

コントロールするには、不安やストレス軽減するためにココロと身体のバランス整えること。例えば「笑顔を心がける」「背筋を伸ばす良い姿勢」「呼吸を深くゆっくり」などを行なうとココロが安定するので怒りにくくなります。

いくつか下記に参考記事をアップしていますので、お手すきのおりに読んでみて下さい。


参考になれば幸いです。



下記に参考になる記事のリンクを貼っておきます。

「怒りスイッチが入る前にイライラ処理」
感情を置き換えたり怒りの矛先を変える

「怒りやイライラから回避する方法」
衝動的に発動する怒りの対処法




【小さな実践】
イライラや怒りの感情が芽生えた時、深く深呼吸しながら自分のココロや身体の変化を意識して客観視してみる


 

この記事を書いたプロ

小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

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