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小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

問題回避か目的志向か

2018年7月15日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:関係性コンディショニング

コラムカテゴリ:スクール・習い事

人間関係で何かこの人と話が噛み合わないなぁということがありませんか? 先日、展示会の打ち合わせでこんなことがありました。Aさんは、「魅力的な展示会にするにはどのようにするか」を中心に打合せをしたい。 展示会の方向性を議論する時に目的志向型のAさんは、まず、展示会の目的を明確していないと問題点も出てこないという考えです。一方、Bさんは、「いやいや、まずはこれまでの展示会の反省や問題点を先に出してそれからでしょう」このように問題回避型のBさんは、問題点が後で出てくると、目的の方向性が変わるリスクがあるという考え方です。



読書



AさんかBさん、どちらが間違っているということではなく、双方のタイプの違いです。 目的志向型のAさんの特徴は、話の中で、度々出てくるのが、「展示会の目的は・・」とか「今年は新しいものを・・」 というポジティブな言葉。一方、問題回避型のBさんの特徴は、「こんなことが起こったら・・」とか「今年はこんなことがないようにしたい」というネガティブな言葉がよく出てきます。こういう二人が、打合せ中に言い合いになったら収拾がつかなくなります。


会社の会議でも、プライベートでも、このようなことは起こります。コーチの仕事もコーチングする際、クライアントにテーマを決めてもらいますが、クライアントによって、ゴールの決め方に、この二種類のタイプのクセが出ることがあります。問題回避型のクライアントに目的志向型のコーチが、コーチングしても、セッションがギクシャクすることがあります。普段の雑談なら問題にありませんが、明らかにどちらのタイプかが分かっている場合は、基本や定説通りにやるのが正解ではなく、その時の話の流れに沿うことを優先する場合があります。何が何でも基本に忠実などというより臨機応変ということでしょうか。



【小さな実践】
相手が目的志向型か問題回避型かを傾聴しながら観察してみる



 

この記事を書いたプロ

小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

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