マイベストプロ京都
小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

そりゃあ思い込みやね

2017年12月13日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:関係性コンディショニング

コラムカテゴリ:スクール・習い事

仕事やプライベートで
一番ストレスが溜まるのが
人間関係ではないでしょうか。



あおり



「どうして解ってくれないんだろう」

などと話せば話すほど、
歯車が噛み合わなくなることがあります。

そんな時、相手の言葉は、
「省略」「歪曲」「一般化」の
フィルターを通して伝わってくるので、
相手が伝えたいことのすべてを
理解するのは容易ではありません。

ということで、今まで
「省略」「歪曲」とお伝えしてきたので
今日は、一般化についてお伝えします。


一般化する言葉は誰もがよく使ってます。
例えば、あなたの周りの2~3人が
あなたの噂話しをしていることを
友だちに伝える際、

「みんな私の噂話しをしてる」
     ↓
2~3人が全員になっていますね。

他にも、

「私はいつもついてない」
     ↓
ラッキーなことは一回も起こらなかったのか
ついてないと何故、分かるのか

「私はもう頑張るしかない」
     ↓
頑張らなかったらどうなるのか

「私は人前で意見が言えない」
     ↓
人前で意見を言うとどうなるのか
何が意見を言うことを制限しているのか

「この仕事は急いで終わらせて下さい」
     ↓
どのくらい急いだらよいのか


このように一般化は
自分の概念の中からの思い込みや
決めつけから出てくる言葉です。

よくツーカーの仲といいます。
互いの価値基準が長年の付き合いで
理解できておれば問題はありません。

ところが、長年付き合いがあっても
状況によって価値基準が変わることがあるし、
いつもは何でもないことでも、時として
イライラしたり腹が立つことがあります。

双方の価値基準が違うことで
生じる誤解や期待値のギャップ、
或いは、省略・歪曲・一般化の
フィルターを通り抜けてきた情報も
概念を外して客観的な質問することで
ある程度埋めることができます。


質問と言えば、コーチングですが、
私は「何故」という言葉で
質問をしないように心がけています。

どうしてかと言うと、
「何故」という言い方で質問をされると
相手から責められているように感じて、
無意識に言い訳を引き出すからです。

話を戻して、
今回、お伝えしたのは、
相手が話す言葉を、あなたの脳は、
「省略」「歪曲」「一般化」
というフィルターを通して解釈しているので
100%正確に伝わらないということ。

そして伝わらない情報は
あなたの概念の決めつけや思い込みで
埋めているのでミスコミュニケーションが
起こりやすいという話をしてきました。

これを解決するのは
双方のギャップの隙間を埋めること。

そして何より大切なことは、
相手の話を注意深く「聴く」ということ。
聴いてなければ質問するポイントも
分かりませんからね。



【小さな実践】
日頃の会話の中で、あなた自身が
「省略」「歪曲」「一般化」の言葉を
どのくらい使っているかを常に意識しておく



 

この記事を書いたプロ

小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

Share

関連するコラム

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ京都
  3. 京都のビジネス
  4. 京都の人材育成・社員研修
  5. 小橋広市
  6. コラム一覧
  7. そりゃあ思い込みやね

© My Best Pro